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フリーライターの舘澤です。Noteで仕事日報のようなものをつけています。ここに書いてあることは、多少の編集は加えていますが、大半は移動中や家事・育児しながら「喋ったこと」です。ボイスメモ「speachy」というアプリを使って「口述筆記で、どこまでライティング業務を効率化できるか」に取り組んでいます。

先日少し紹介した葬儀用の紹介文作成について語ります。

【依頼内容】
以前お取引させていただいたお客様から連絡があり、「親族が亡くなられたのであいさつ文を作ってほしい」と言うことでした。これまでスピーチライティングの仕事に興味があったのですが、なかなか依頼がなく、受けることができませんでした。それだけに嬉しいご依頼です(不謹慎ですが)。

最初は弔辞を作るのかと思ったのですが、そうではなく、紙の文面に書く故人の紹介文だそうです。商売をやっていた関係上、多数の参列者が見込まれるため、それなりのものを作りたいと言うことで、親族への聞き取りも電話でやってほしいと言うことでした。

さっそく、故人の娘さんにご連絡差し上げました。電話取材には慣れていますが、身内を亡くされた親族の方に話を聞くのははじめてのことです。少し緊張しましたが、まずはお悔やみの言葉を述べて、その後、紹介文を作成するために、故人との思い出や故人の人柄が偲ばれるようなエピソードを聞かせてほしいと頼みました。

もし、悲嘆に暮れていて、泣かれでもしたらどうしよう…と考えていたのですが、やはり商売をやっていると言うこともあり、そのようなことはなく、毅然というか、かなり闊達で、むしろ思い出話に花が咲いた感じです。

時間にしてわずか15分程度でしょうか。そこで聞いた内容を、あらかじめ渡されていた提携の下書きに反映させながら作成しました。冒頭に見出しとなるキャッチコピーから、むすびの言葉まで入れて、字数は600字程度。かなり短いです。

【こんな感じで作りました】
電話取材でお聞きしたところ、故人は優しい人柄だったと言うことだったので、具体的なエピソードを盛り込んで、故人がいかに愛情ぶかく優しい人柄であったかを説明しました。

【お客様の感想】
「言いたいことを綺麗にまとめてくれてありがとう」とのことでした。その後、修正もなく、むしろ出来がいいので、急遽、式でスピーチも行うことになった。ついては台本としても活用したい、とのことでした。

【料金】
1万円です。初めての案件だし、他に聞ける人もいなかったので、料金をいくらに設定すればいいか正直分かりませんでした。ネットで調べたところ、葬儀用の紹介文を専門に作成している会社が見つかりました。それによれば、納期と聞き取りのあるなしで大きく違うようです。

今回私がやったような、明日納品・聞き取りありの場合だと1万5,000円から3万円程度と言うところでしょうか。ただ、今回は初めての案件と言うこともあり、事情を説明して相場より安くやらせてもらいました。

その代わり、実績として紹介させて欲しいと言うことだけ付け加えて、了承も頂きました。そこで、今、このような形で紹介しているところです。

改めて思った事はやはり人の話を聞いて具体的事実に基づいて書くそれによって喜んでもらえると言うのは嬉しいことだなと思いました。

今後は、葬儀・結婚式などの冠婚葬祭に限らず、総会・祝賀会・選挙など、要望さえあればいろんなもののスピーチライティングを引き受けていきたいです。

参考に購入した書籍では、弔辞はこんな感じで書くと良いという例が100近く載せられていました。弔辞ってすごいな。「誰に何を言うか」の究極形だ。↓

今回は、写真の取り込みを除けば、ほとんど編集に時間はかかっていません。トータルで30分くらいです。喋るのは運転中に済ませました。「故人」が「個人」になってましたが、それ以外はほとんど誤字はありませんでした。

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