繋がっていく想い

心から想いを込めた音が、ひとりの人の心を丸ごと抱きしめる。溢れた涙は、全てを洗い流しながら天へ昇り、また誰かを癒やす雨になる。暖かい氣持ちが生まれれば、名も知らない誰かに手をそっと差し伸べ、掬われた心はまた誰かを想う。そして、知らない形となって僕の目の前に現れ、いつの間にか僕の背中は支えられている。そして、僕はまた音を紡ぐ。

その流れの始まりを創りたい。その流れが世界一周することを、切に願う。僕の心から溢れる何かを、少しでも地球の空氣に触れさせて、振動させて、必要な人の元へ届いてくれたらと想う。

創るとは、自分を愛することだ。"自分を心から愛する"ことを、誰だってして良いのだと伝えたいから。僕は、一番心に響くことを選び、贈り物を創っていく。

生まれてから、今まで。どれだけの想いを生み出したのだろう。それは、どこまで旅をして、どれだけ巡ったのだろう。たまに見かける、空に架かる虹の一欠片になっていたら、素敵だな。

一番必要としている人へ。一番大事な人へ。一番大切な人へ。まだ見ぬ尊いあなたへ。必ず共鳴すると信頼して、僕は想いを繋ぐ。