見出し画像

何事も経験です~魚の捌き編~

みなさんこんにちは。
大井たてみです。

日々ネット小説家「たてみん」として活動している私ですが、
別の側面から見れば夢想家でもありますし、
(まあファンタジー小説描いたり自分では経験していない学生時代の恋愛ものを描いていたりすることからお察しです)
そしてなによりも冒険家なのです。

人生のモットーは
『石橋を叩いて渡る』ではなく、
『「え、石橋なんてあったの?」と言いつつ川の中に石が顔を出してたから飛び乗ってみた』
です。
だってそっちの方が楽しそうじゃないですか。

そんな私が今回チャレンジしたのは「魚を捌く」です!
※捌いてる途中の写真なども載せていきますので若干グロ注意です。

きっかけは普段よく言っている産地直送の生鮮食品のお店で魚が目について
「え、意外と安い?」とか「まだ寒いし鍋とかいいよね」なんて思った事です。
ただ問題は生まれてこの方、魚なんてサンマしか捌いたことが無い(笑)
普通ならここで「やっぱ豚肉でいいか」とか「なら切り身を買おうかな」となるところかもしれませんが

(楽しそうなのはどっち?)

と囁く私の心。
そりゃあ当然1尾丸々買って捌いた方じゃないですか!
でも流石に大きいのは無理。なにがって1人暮らしで食べきるのが。
という訳で買ったのはイワシです。

解体前~まな板の上のイワシ~

(まな板が汚れてるのはこの子が最後の1尾だからです)
では早速捌いて行く訳ですが、イワシの捌き方ってググればいっぱい出てきそうです(実際に出てきます)が、それは見ません。
お陰様で7尾セットで試行錯誤しましたが最初の1尾はもうボロボロ。
骨に身は残りまくるし、すり身かってくらい原形を留めてませんでした。
しかし、しかしです。
人間は学習する生き物。私もギリ人間でした。
3尾目くらいからは何となくノウハウも身に付けてきました。
私が実際にやった手順がこちらです。

① まずは頭を切り落とす。
おでこから背骨に沿って触っていくと、えらの上くらいでおでこと背中の境界があるのが分かります。
なのでそこに包丁を当ててえらの下くらいに向けて斜めに切りつけ背骨を断ちます。
その後は両手で頭と胴体を持ってパカっと割るようにしてあげると頭側に内蔵諸々が付いて来て綺麗に取れます。
引っ掛かる場合は無理せずお腹側を肛門から首元に掛けてそっと包丁を入れます。

② 尾びれも切り落とす。
尾びれはお肉ついて無いのでズバッと切り落とします。
ここまでするとこんな感じですね。

切頭切尾~骨が無ければこれでいいんじゃね?~

③ 背骨から包丁を入れる
捌いてみて分かったのですがイワシの骨はY字型にあります。
Yの下の方が背中です。
なので背中から包丁を入れてあげます。
その際に背ビレがありますので、それに沿わせるように包丁を当てるのがコツ。
そっと包丁を入れるとすぐに背骨に当たりますので断ち切らない様に優しく包丁を入れつつ、ある程度骨から身が離れたら包丁ではなく手で身を引き剥がしていきます。
イメージは皮を向いた後のミカンですね。
そうして無事に2つに分かれたのがこちらです。

一刀両断です!

④ 骨抜きにする
上の画像を見てわかる通り、まだ骨が残ってます。
なのでこれを取り除いてあげる必要があるのですが「どこからどうやって?」という疑問を解決した後の映像がこちら。

骨抜きにしてあげようね

尻尾側からめくる様にしてあげるとこんな感じに剥がれます。
実際にはそこまでぺりっとはがれる訳じゃないので適宜包丁を骨に当ててそっと引き剥がしてあげます。

⑤ 残った骨とヒレを外せば完成!
主戦力(メインの骨)が無くなれば後は掃討戦です。
身に残った骨をやさしく指で抜き取りつつ、背ビレや胸ビレを外してあげれば無事にちゃんと魚の原形を残したまま捌くことが出来ました!

私天才!(自己満足)

後は煮るなり焼くなりお好きにどうぞ。
私は最初の予定通りお鍋にして食べました。
やっぱり切り身を買って来て料理するより自分で捌いた方が美味しく感じますね!

やってみて分かるのは普段妄想してるのと実際にやってみるのではリアリティが違うという事。
こういった経験ひとつひとつが感動を呼ぶ小説への糧となっていきます。
(なってくれるといいな)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?