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Ep13 一緒に世界と繋がる・英語はただのツール:アーサー・ゼテス

◼︎SHOWノートはこちらから

◼︎エピソードの要約

00:00:00 外国人と直面したら、頭が真っ白になり、言葉が出てこない!
00:00:39 オープニング「チャンネル登録者数25万人Youtuberを召喚」
00:04:04 ゲストの紹介「新手の教育者!」
00:08:20 日本に来て大変だったこと「自分のメッセージがなかなか伝わらない」
00:11:05 他言語習得はバイオハッキング「脳に与える影響」
00:14:54 英語喋れる=仕事できる?「自分が別人になるという夢」
00:18:22 英語を教える上で大切にしてること「どのような人になりたい」
00:22:40 俺たちはどうすればいい?「ありのままの自分を受け入れる」
00:27:40 読書感想文と現在「言葉と行動の一貫性」
00:31:56 元教え子へ「タテキからのメッセージ」
00:34:17 タテキのまとめ「日本への愛」

◼︎黄金の経験note

エピソード13!ゲストはタテキの後輩、IU-Connect代表アーサー・ゼテスさんです。セーラム州立大学在学中にボランティアでタテキが日本語を教えていた当時高校生だったアーサーは現在日本を拠点に教室だけではなく、リアルな世界に飛び出し、英語を実際に話せる日本人を増やしたい!という思いで英語教育に従事しています。日本人の皆さんにメンタルブロックをなくす!他言語を学ぶ事自体がバイオハッキング!英語を学んだその先は?世界と繋がることで自らのWell-beingを見つけるきっかけになるかもしれません。ぜひ一緒に干城と共に学びましょう。

タテキは学生時代、ボストンから北へ車で30分くらいにある郊外、セーラムという港町にある大学、Salem State Universityで大学時代を過ごしていました。当時、大学の近くのアパート、というよりシェアハウスに住んでいて、タテキは2階に、3階に日本人の先輩が住んでいました。彼女はボランティアで日本語をアーサーに教えており、卒業したらアーサーに日本語を教える人がいなくなることを心配してました。ある日、「タテキくん、私の後継いでアーサーに日本語教えてくれへん?私は女性言葉で関西出身やし、タテキくんは関東出身で男の子やからアーサーの日本語上達にも絶対いいと思う」と言われました。

先輩のお願いを快く受け入れ、何回か先輩とタテキとアーサーの3人でレッスンをして、タテキは「アーサーに日本語を教える」引き継ぎを頑張りました。セーラム大学時代はスペイン語を副専攻していて、夏はタイへ武者修行に行き、少しタイ語も喋れるようになったりと、上手に日本語を教える先輩より「アドバンテージ」があるとすれば、「他言語を学ぶ大変さ」を人一倍知っていたことくらいでした。

当時、アメリカの高校生に母国語を教えることは異文化交流でもありましたし、アーサーと一緒に遊んだり、タテキの家でパーティしたり、日本人の友達を紹介したりしました。「完璧な言語を話すこと」が外国語習得の目的ではなく、言語はコミニュケーションや目的達成のためのツールに過ぎない、とハードルを下げて学ぶ気持ちを持つと気も楽になり、言語習得の過程で小さな達成感を得ていきます。日本の家族に頼んで、タテキが小学生の頃に使っていた教科書をセーラムまで送ってもらい、小学校5、6年生の国語を一緒に勉強しました。小さい頃のタテキが落書きした教科書を見てアーサーが爆笑していたのを今でも覚えています(マジで恥ずかしかったw)

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そんなタテキも時期が来ると卒業、出会いあって別れあり。当時は覚悟を決めて、所持していた車を売った資金でブラジルに武者修行に行きました。ブラジルに旅立つ前に、最後の宿題を出しました。それは有名な小説「バッテリー」の読書感想文です。小学生用の作文用紙4枚にアーサーの思いが込められていました。文法こそ完璧には書けてないけど、内容は天下一品!

「自分の住んでいる国(アメリカ)は日本と違うのに、主人公に共感できたということは、目、肌の色、住む場所などが違っても世界中の人々と分かり合えるんだな」

と思ったらしいです。

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2008年年末、最後の宿題、読書感想文を終えて

こんなこと書かれたら親身になって教えた先生は号泣です 。タテキは安心してブラジルへ旅立ち、アメリカに帰国後はセーラムからボストンへ移り、格闘家としてプロ活動と大学院生のキャリアを積み始めました。アーサーは日本に留学し、ボストンに戻って来た時は一緒にご飯食べたりと、アーサーの近況を聞くたびに彼の成長が自分の事のように、そして日本への情熱が会うたびに深くなっていく姿を見て嬉しかったです。

結婚の知らせを久しぶりに聞いて、ボストンで再会!高校生だったアーサーはとても立派になって綺麗な日本人のお嫁さんと結婚して、タテキは最高にハッピーでした。アーサーの家族とも7年ぶりくらいに再会し、最後に会ったのはブラジル行く前だったよね?と「俺って日系ブラジル人だったけ?」と思うくらい、アーサーの家族からイジられました。「英会話の事業も大変だけど頑張ってます」とアーサーから近況を聞けて、俺も頑張らないと!と思ってから既に数年経ちました。

弟みたいなアーサーが祖国・日本で活躍しているのを見て、とっても嬉しい気持ちになりました。オリエンタルラジオの中田氏との対談で、日本へ留学した時、全く話せなかった、というエピソードを聞いてビックリ、、、という気持ちを超えて、むしろ当時は「俺は日本語教えるの上手いんじゃない!?」と自己満足に浸っていたタテキのプライドはズタズタになりました(笑)「高校時代の日本人学生の先生がとても良い人で、大学に入ってからの日本留学は順調なスタートができました」なんてアーサーが言うと思ったら大間違い(笑)アーサーが日本へ留学に行った後のことは詳しく知らなかったので、苦労話を聞けて面白かったです。

人は誰も「ストーリー」を持っています。タテキには今までの「海外生活のストーリー」があります。アーサーは純粋に彼の「ストーリー」をIU-Connectを通じて多くの人達に共有しています。そして彼のストーリーは英語をこれから学ぶ人にとって「近道」になる可能性があります。語弊が生じるといけないので、タテキが意味する「近道」というのは「必死に言語を勉強したのに成果が出ない」という無駄な時期を過ごさないように、アーサーが導いてくれる、という意味です。言語習得には「絶対的な量」を避けることはできません。語彙力がないとコミニュケーションの可能性は下がります。どんなカリスマ教師や高い授業料を払っても、「知らない言語を学ぶ努力」を怠れば、成果は上がりません。

タテキが冒頭で、絶対アーサーから英語を学んだ方が良い!と勧めた理由は、彼の日本語習得や日本文化に対する態度や思い、アーサーの少年時代から留学時代の経験や、今までのストーリーが一貫していて、リアルだからです。タテキはIU-Connectの詳細を知りませんが、きっとアーサーは受講者たちに「小さな発表会」の機会をたくさん与えてくれるでしょう。格闘技もいくら練習で上手くいってても、試合で力を出せなかったり、結果が出なければ意味はありません。人前で話す、リーダーシップをとる、楽器を演奏する、パフォーマンスをする、なんでも一緒です。挑戦する人はみんな人生で大小関係無い「発表会」を通じて、人として成長するとタテキは思います。「発表会」をしたことない人が、人の「発表会」を笑うほど、滑稽なことはありません。

異国の地で頑張るのはタテキも一緒です。年下の弟みたいな存在に背中を押された気分でした。アーサー頑張れよ☆

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