オフィスをなくしてつくる、新しいつながり
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オフィスをなくしてつくる、新しいつながり

7月末をもってTATEITOの六番町オフィス(東京千代田区六番町にあったので)は解約となり、僕らはオフィスがなくなりました。

六番町オフィスは僕たちにとって特別な場所でした。

元々出勤自由としていたので、オフィスは必ず行く場所ではなく、だからこそ「行きたい場所」でなくてはその存在意義はありませんでした。

六番町オフィスは創業の地であった恵比寿からの移転を決め、毎日いくつもの不動産サイトを探して、出会いました。

ちょっと予算は超えていたけど、内見して一目惚れしてすぐに契約。

一軒家のようなつくりで、それぞれの部屋をどのような場所にするかコンセプトを決めて、家具も選んで、IKEAに買い出しに行って、自分たちで全部組み立てて、六番町オフィスは完成しました。

暖炉のあるメインルームは「コネクト」。大きい机を囲んで日々のミーティングも、お客さんやパートナーとのパーティーもしました。

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「腹減ったー」と誰かが言えば、近くのスーパーに買い出しに行って、家よりも調味料や食器が揃った大きなキッチンで料理して。TATEITO専属のシェフもいました(笑)

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みんなでモニターに昔のお笑いとか流し大笑いしながり食べたりして、家族で食事をしているみたいでした。

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恵比寿時代から続くTATEITOオフィスの象徴の一つだった芝生を引いただけのスペースは「リフレッシュ」。昼寝スペースでもあり、トレーニングスペースでもあり、レクリエーションスペースでもあり。
トレーナーの施術に流す汗と涙と、イベントでやった一気飲みコーラが染み込んだ素敵なスペースでした。

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庭ではBBQができて、家族も呼んで大騒ぎ。落ち葉と蚊がすごくて、掃除するたびに夏は汗だくでかゆくもなるという、快楽と苦しみを両方味わえる場所でした。

ベランダ


2階は仕事のための場所。執務室、会議室、撮影部屋。

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「オフィスに行くと仕事ができない」がメンバーの共通認識。執務室でもすぐくだらない話がはじまり、仕事がしたい人は会議室にこもって頭を抱えているのが見慣れた風景でした。

会議室


TATEITOではじめて専用の撮影部屋ができたのも六番町オフィスができたからでした。恵比寿時代は撮影があるとセッティングして、片付けてを毎回していたこともなくなり、撮影回数も増えました。上の階に新しいテナントが入ってから騒音が激しくなってしまい、これもオフィスを無くす引き金の一つではありました。

※動画制作のため、撮影部屋とほぼ同じ大きさのスタジオだけ新たに借りています

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皇居と国立競技場どっちにも走りに行けて、帰ってきたら入れるシャワー(勢いが弱く、温度調整に絶妙なテクが必要)があって、謎の地下室もあって。

オフィスに来てくれた人が「また来たい」「TATEITOさんのオフィス、好きなんですよね」って言ってくれたのは素直に嬉しかったです。

六番町オフィスは人のつながりと、心の豊かさを生み出してくれるような場所でした。


六番町オフィスを「無くす」と決めたのは今年の4月末。

コロナは自分たちのビジネスにも影響を与え、この先どうなるかわからない中で、最悪の自体を考えると生き残っていくための選択が必要でした。


オフィスは僕らにとって、とても大事な場所でした。

ただ、コロナによって出勤は限られ、緊急宣言自体以降はほぼオフィスに人がいない状態になりました。

元々あったつながりと豊かさを感じる時間を取り戻せるのもいつになるかわからないという中で、そこにかかるコストを見過ごすことはできないと、解約を決めました。

不思議と自分も迷いはなく、リーダーをはじめ、メンバーからも特に反対意見は出ませんでした。

変わることには慣れているというか、なんかこの辺がTATEITOらしいのかもしれません。


コロナで「遊びに行くオフィス」がなくなり、本当にフルリモートで働くようになりました。

元々リモートワークは慣れているので、大丈夫だと思ったし、実際最初は問題ありませんでした。

でも1ヶ月、2ヶ月と時間が経つと、少しずつ気持ちが不安定になるメンバーも出てきました。

退去と、スタジオ移転のための準備でちょっとオフィスでメンバーと会い、つながりを感じてホッとできたのは、六番町オフィスが最後にまたつながりの大切さを教えてくれたのかもしれません。



これから僕たちはしばらくオフィスがない形で働いていこうと思います。

コロナの影響はもちろんありますが、オフィスが無い中で新しいつながりをつくることもできるのではないかと考えています。

TATEITOには東京だけでなく、徳島県の神山にも一緒に働くメンバーがいます。

神山のメンバーとは基本的にオフィスで会うことはできない環境で働いて、それが全員同じになっただけとも言えます。

六番町オフィスも知る神山のメンバーの1人が「あのオフィスがなくなるのは寂しいですね。でもTATEITOの新しい形をつくれるかもしれませんね。」と言ってくれたことは、本当にそうだと思います。

実際に今の環境でどうやってつながりや豊かさを感じることができるかを考え始め、社内ラジオがはじまったり、少しずつですが新しいものが生まれはじめています。

その取り組みの中にはうまくいかないことだったり、続かないことだったりも当然あると思います。ただ、今とこれからの環境の中で新しいものをつくっていこうと努力し続けた先に未来はあると思います。

つくってきた過去にも感謝をしながら、これからの世界をつくっていくことにワクワクして進んでいきます。


コロナが過ぎたらオフィスではなく、つながりと豊かさを感じることができるTATEITOカフェでもつくろうかなと思っています。

TATEITOのメンバーだけでなく、お客さん、パートナーともそういった場所でまた笑い合える日を楽しみにしています。


TATEITOのかけがえのない時間をつくってくれた六番町オフィスに、心からの感謝を込めて。

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