装震拳士グラライザー(68)　総合目次　#グラライザー

Introduction
　千寿菊之助は68歳の現役ヒーローである。ある日彼の前に、50年前に倒したはずの悪の総統、人造人間リュウが現れた。
　リュウは50年前に死んだはずの“おやっさん”を「助けてほしい」と願い出る。訝しむ菊之助に対し、さらにリュウは頭を下げ、こう言い放つのだった。
「頼む。俺と一緒に、天国にきてくれ」

エピソード一覧

「阿吽昇天：装震拳士グラライザー(68)」

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キャラクター

◆千寿菊之助（せんじゅ・きくのすけ）

　本作の主人公。68歳。装震拳士グラライザーに変身する。戦い続けて50年の大ベテラン。妻子持ちで、妻は50年前の戦いを支えてくれた人である。ひとり娘は3年ほど前に結婚し家をでた。今は孫の顔を見るのを楽しみにしつつ、街に出る怪人たちを討伐したりしている。好きなものは銭湯。嫌いなものはトマト。

◆人造人間リュウ

　本作の主人公2。50年ほど前にグラライザーに打ち倒され、現在は死人。享年5。生前は秘密結社イザナギという組織の大総統であった。天国が襲撃されてしまったため、現世にいるグラライザーに救援要請すべく再生怪人として復活した。
　グラライザーとの最終対決の中で、彼の”おやっさん“である立花徳之助を殺害している。しかし現在は彼と天国で和解している。

◆立花徳之助（たちばな・とくのすけ）

　菊之助の魂の師。あだ名はおやっさん。天国で何者かに捕まっているらしい。

◆ハイドロ帝国

　古代ムー帝国の超テクノロジーで海洋生物と融合した古代人が組織する悪の帝国。30年ほど前に地上支配を掲げ侵略してきたが、崎守大地こと大地守護士ジオセイバーの尽力によって既に壊滅している。

　天国襲撃の際、現世に逃げ延びた人造人間リュウを追って再生。四天王であるイカオーガ、シャチデビル、カジキヤイバ、ウィッチアコヤが彼らを襲う。

関連リンク

◆装震拳士グラライザー（無印）

　千寿菊之助と人造人間リュウの戦いの記録。

◆逆噴射小説大賞応募版

　全てのはじまり。冒頭800文字。