見出し画像

碧空戦士アマガサ ここまでのおさらい #hk_amgs

 よくきたな🍑

 長らく時間が空いてしまいましたが、9/29(火)より第5話の連載を開始します。3日に1パート(約2,000〜3,000文字)公開のペースを予定しています。

 この記事は、アマガサのこれまでのおさらいをする記事です。既読者の皆様はこの機会に話を思い出しましょう。

 そして未読者のあなた! 以下に簡単な紹介と、リンクを設置しています。是非この機会にアマガサメントしてってください!

碧空戦士アマガサとは

 天気雨と共に現れ、超常現象を引き起こす怪人・雨狐。その脅威から人々を守るべく立ち上がったのは、番傘を携えた白銀の戦士と、九十九神と、脳筋武闘派組織だった。
 彼らは戦う。全ての雨を止める、"雨傘"として。

 ニチアサ好きな私・桃之字がお届けするヒーロー小説です。『傘で戦う仮面ライダー』をコンセプトに、番傘の九十九神(=からかさおばけ)の力を借りて戦うヒーロー【アマガサ】と、天気雨と共に現れる怪人【雨狐(あまぎつね)】の戦いを描いた物語です。

本編未読の方はこちらから!

キャラクター

・天野湊斗(アマノ ミナト):本作の主人公。アマガサに変身する。
・カラカサ:番傘の九十九神。湊斗の相棒。
・リュウモン:扇子の九十九神。爺。
・<時雨>:雨狐関連事件の調査・解決を目的とした組織。
・河崎晴香(カワサキ ハルカ):<時雨>副隊長。武闘派。
・滝本晃明(タキモト テルアキ):晴香の後輩。ITに強い。
・雨狐(アマギツネ):本作における怪人。天気雨と共に現れる。
・イナリ:雨狐の王。血のように真っ赤な甲冑を着ている。
・羽音(ハノン):雨狐の花魁。超怪力。
・紫陽花(アジサイ):烏帽子の雨狐。苦労人。

 ※詳細はキャラクター名鑑

アセット 2

ここまでのおさらい

 作中のネタバレを含みます。未読の方は、以下リンクから本編へGO!

 
第1話『天気雨を止める者』

 超常事件に巻き込まれ、大怪我をした晴香。退院した当日、食い逃げ事件が発生。追いかけた先で犯人確保に協力してくれたのは、なんと探していた重要参考人『アマガサ』だった!

 逃げ出した『アマガサ』を追いかけてたどり着いた先で、晴香とタキは超常事件に巻き込まれてしまう。現れたのは狐面の怪人<紫陽花>と、その配下の化物<アマヤドリ>たちだった。晴香が絶体絶命のピンチに陥ったそんな時、『アマガサ』が助けに現れた。

 彼は天野湊斗と名乗り、白銀の鎧を身に纏った戦士に変身する。雨狐<紫陽花>を圧倒するも、遅れて現れた幹部怪人<イナリ>そして<羽音>に妨害され、致命傷を負ってしまう。満身創痍の一同は、互いに助け合いながら、自身を襲う100体のアマヤドリとの戦いに挑むのだった。

 
第2話『オイラの憂鬱』

 雨狐の王・イナリの“ゲーム”がはじまった。ルールは「イナリと戦うために全ての雨狐を倒す」こと。晴香と協力関係を結んだ湊斗は、下宿先として晴香の祖父が営む道場に居候することとなる。

 買い出しのためにショッピングモールへ訪れた一同を、雨狐<鉄砲水>が襲う。怪人の放つ水弾により防犯シャッターが落ち、湊斗とタキが閉じ込められてしまう。

 雨狐に対するは、晴香とカラカサのみ。だが、カラカサは元々の人間嫌いゆえに彼女のことを信頼せず、ただ傍観に徹していた。しかし、ボロボロになりながら人々を避難させ窮地に立ち向かう晴香を見て、少しずつ彼女を信頼するようになる。

 その後、脱出した湊斗の元にカラカサが駆け寄り、晴香に九十九神を貸すよう願いでるカラカサ。当の九十九神、扇子のリュウモンもまた人間嫌いであったが、カラカサの決死の説得により晴香に力を貸すことを約束する。

 九十九神の力を借り、湊斗と晴香が並び立つ。二人の共同戦線の後、<鉄砲水>はアマガサの渾身のキックによって消滅するのだった。

 
第3話『マーベラス・スピリッツ』

 お笑い芸人・マーベラス河本は晴香の父親であり、そして晴香に蛇蝎の如く嫌われている。突如として<時雨>本部に現れたマーベラス河本はキレた晴香によって昏睡させられたのだった。

 湊斗、晴香、タキの3人は、超常事件が初めて起きた現場へと足を運ぶ。3棟のビルが溶解したその場所で、カラカサは「強い雨狐の妖気を感じる」と言った。さらに、「他にも似た気配を持つ場所を知っている」と証言する。それはとりもなおさず、晴香たちの知らない“現場”が他にもあることを示唆していた。

 その頃、マーベラス河本はイベント会場にいた。その会場に現れた雨狐<つたう>の力により、人々は異常なほどの恐怖心に囚われ、発狂する。そんな人々を救ったのは、同じく恐怖に囚われているはずのマーベラス河本だった。その身体を張った芸により人々の意識をそらし、さらに<つたう>を困惑させ撤退させることに成功するが、そのまま彼は意識を失ってしまう。

 父親の身体を張った“人助け”を見て、子供のころは父が好きだったことを思い出す晴香。許す気にはなれないが、それでも少しだけ歩み寄ることを湊斗に約束するのだった。

 その後、再度イベント会場に現れた<つたう>との戦いが始まる。バイクで採石場まで<つたう>を拉致したアマガサは、雨狐の手脚を破壊しながらその行動目的について尋問を行う。やがて「カミサマの欠片」という言葉が出てきたとき、湊斗は底知れぬ怒りと共にとどめを刺そうとする。

 そのとき、<つたう>は「カミサマの欠片」を噛み砕いた。巨大な蛇の怪物へと変貌した<つたう>を、アマガサは苦戦しつつも撃破する。その後駆けつけた晴香に「あの大蛇は?」と問いかけられた時、湊斗は「わからない。<つたう>が突然、変異した」と嘘をつき、カミサマの欠片のことを敢えて隠してしまう。

 数日後。退院したマーベラス河本と共に朝食を囲む一同。晴香、マーベラス河本、そして晴香の祖父・光晴の賑やかなやりとりを見ながら、湊斗の脳裏を、自分の家族──両親と姉の死の瞬間が過ぎるのだった。

 
第4話『英雄と復讐者』

 雨狐による事件の痕跡があるポイントを、湊斗とカラカサは知っていた。そこは<時雨>の知らないポイントであり、彼らの調査は少しずつ前進を始める。

 そんな折、<鉄砲水>(第2話)の弟にして<水鏡>(プロローグ)同門である雨狐、<雨垂>が出現。復讐鬼と化した怪人は、圧倒的な力で湊斗を追い詰め、さらに「湊斗が雨狐を拷問していた」ことを晴香たちに暴露する。その後湊斗が意識を失い、一同は撤退を迫られた。

 目を覚ました湊斗を、晴香は件の「拷問」の件で問い詰める。「なぜ話さなかったのか」という問いかけに対し、湊斗は「別に」と答えをはぐらかす(実際は、正義感の強かった姉と似た気配を晴香から感じ、言ったら面倒になると考えたためだった)。そうして死んだ──否、雨狐に殺された姉のことが脳裏をよぎったこと、そして、雨狐に敗北したこと、その他様々な要因で苛立っていた湊斗は、そのまま晴香と口論をはじめてしまう。結果として湊斗は部屋を飛び出したのだった。

 湊斗を追いかけてきたのは、時雨の若手・ソーマだった。彼は湊斗をバッティングセンターに連れていき、ストレス解消ついでにあれこれと話をする。ソーマは自身がヒーローに憧れていることを湊斗に伝えるが、湊斗は「自分はただの復讐者で、ヒーローになれない」と突き返す。

 そのとき、ソーマの元に雨狐出現の報が入った。ソーマとの会話を経て、晴香に対し言いすぎたことや誤解していたことを理解した湊斗は、ソーマと共に現場へと急行する。

 怪人<雨垂>とのリターンマッチ。目にも留まらぬ速度で間合いを詰める怪人への対抗策として、湊斗は九十九神リュウモンの力を借りて変身する。エメラルドグリーンの姿にフォームチェンジしたアマガサは風の力を借りて<雨垂>を追い詰め、撃破するのであった。

 その後、ソーマは湊斗に「復讐者とヒーローは両立できる」と自身のオタク観も交えつつ説明する。その言葉に完全に納得するまでは至らなかったものの、湊斗の中にも少しだけ変化が生まれるのだった。

◆ 予告 ◆

 町で、連続盗難事件が発生しているらしい。屋根を爆破して大穴を開けて逃げるという大胆な手口で、様々なものが盗まれているとのこと。

 晴香がそんな話を聞いているころ、深夜の<時雨>本部に、隊員・佐倉凛が訪れていた。その時、唐突にポルターガイストが発生して──?

  『凛さん!? もしもし!? もしもーし!?』
      「オイラのことはジロキチと呼んでください」
  「サンチュ♡」「トングで殴るぞてめぇ」
    「手を伸ばして、やっぱ届かなくて、それでも憧れて……」
         「一服、するかい?」


次回、『碧空戦士アマガサ』


第5話
『憧れは紫煙に消ゆ』

2020/9/29(火) 連載開始
※以降、3日に1パートずつ更新

"先読み"はじめました

 サークル(100円/月)メンバーの方は少しだけ先読みができます。既にプロローグ〜part2まで公開中。しようチェック!


🍑いただいたドネートはたぶん日本酒に化けます 🍑感想等はお気軽に質問箱にどうぞ!   https://peing.net/ja/tate_ala_arc 🍑なお現物支給も受け付けています。   http://amzn.asia/f1QZoXz