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境界線を引けなかった子ども時代の記憶が、大人であるはずの自分を邪魔していた件

「インナーチャイルドを癒やす」。ヘミシンクにもこういうものがあったのねと思いながら、先月の頭に手を出してみました。
しかし、ほぼ毎回、途中で意識を失ってしまい、単なる昼寝で終わってしまっていました(私の場合、その他のヘミシンク作品でもよくあります。全然エクササイズになってないじゃんっていう)。

先ほどようやく初めて、エクササイズを通しで意識を保ったまま終えることができたので、メモ代わりにその結果を記します。

インナーチャイルド(「アダルトチルドレン」の方が通りがいいかも)を取り上げる際、関わってくるのは「両親」が多く、自分の場合、その両親の「(ネガティブな)感情の発露」に過敏に反応し、同一化していたことがはっきりしました。
私自身に「エンパス(過剰共感+同調)」の傾向があるのかもしれませんが、子どもの頃はそんなことを第三者的に自覚できる術もありません。だからこそ、様々なワークを使って「大人の自分が善意の第三者となって、インナーチャイルドに関わる」必要があるわけです。

親だっていつも子どもに対して完璧でいられるわけではない。むしろ、思った通り育ってくれない不満や苛立ちを抱くことが多いでしょう。それを、子どもに合わせて適切な伝え方のできる親の方が少ないと思います。
一方、子どもは、親や家族との関わりを基本として外界との関わりを構築しようとしますが、そこで不具合が生じてしまうと、同じ不具合を外界でも起こしてしまいます。

自分の場合、親や家族に対して「心理的な境界線」をきっちり引くことができないまま、社会に放り出されてしまったのかもしれません(代わりに覚えたのは、できるだけ接触機会を減らすことでした。自分の部屋に閉じこもったり、やたら外出してみたり)。
よくあるパターンは、相手(主に職場の人間)から不満や不備の指摘をされると、自分のことを全否定してきたかのごとく過剰に反応し、ネガティブスパイラルに自らはまっていく。そして自滅する。
「いい人、デキる人」面を作り、それを楯にするのは、そうした自滅回路が自分の中にあると内心判っているから、相手と対立する局面をできるだけ避けられるようにしたいがため。ですが、それが崩れそうだとなると、立て直す方向にではなく破滅的な方向へ突き進んでしまう。

このベクトルなり、外界との境界線の引き方なりを変えることが必要なのかもしれませんが、その術を教えてくれる人はいません。自分の弱点は自分で克服するしかないのです。引き続き模索は続きます。

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