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タットリタンとタッポックムタン

呪文ではなく、同じ一つの韓国料理を指す名詞だ。

私が韓国に留学していた頃は、タットリタン(닭도리탕)と呼ばれていたが4年前くらいから国語醇化政策によりタッポックムタン(닭볶음탕)と呼ぶように改めたという。

【国語醇化政策 국어순화운동】
韓国語の中に混在する外来語そのもの、または外国にルーツを持つ単語(主に日本語)を取り除き韓国語の固有語に直して使う運動。

タットリタンの「タッ」は鶏のこと、「トリ」は日本語の鶏そのまま、「タン」はスープのことなので「チキン・チキン・スープ」という意味になるので確かにおかしい。が、「タットリタン」の方が語感が良いのと長く親しまれてきたということで中々更新されないようだ。

ジャガイモや玉ねぎなどの野菜と鶏肉を甘辛く煮込んだ料理で、我が家では旦那さんもお気に入りだ。

今日は真夏のように暑かったので「暑気払いに鶏肉を!」と、作ってみた。

ちなみに、エゴマの葉を刻んで入れるのを忘れた。(せっかく庭にあるのに。)

「暑気払いに鶏肉を!」という発想自体も韓国的なのだが、それはまた別の機会に書きたいと思う。



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