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竹工芸修練【六ツ目編み・仕上げ&総括】


ついに、六ツ目編み籠が完成!!!

製作期間約半年に及ぶ超大作!

いえ、処女作です。

完成が嬉しすぎて、【立ち上げ】【縁回し】の工程を記録していないが、

六ツ目編み籠の全工程をざっくりメモしてみる。

①ひご取り(材料作り):籠の大きさや編み方に応じた長さ幅のひごを作る
②底編み:籠の大きさや丈夫さが決まるベース作り

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③力竹(ちからたけ)を入れる:編む間に変形しないように底を補強する
④立ち上げ:目の数を変え立ち上げる。六ツ目の場合→五ツ目を角に入れる(6箇所)。角型の籠の場合、七ツ目を辺の中央に→五ツ目を左右に入れる
⑤立ち上げ編み:籠が上方に開いていかないよう押さえながら回し編む
⑥縁回し準備1:薄い身を使って、編みを止める。ボンドでとめる。
⑦縁回し準備2:縁の材料を作る。表用と裏用を二本、籠の外周に合わせた寸法で切る。先端の厚みも削り調整する。(断面を斜めにする)

六ツ目編み縁1

⑧縁回し:出来た縁(表用・裏用両方)にボンドを塗り、縁の外周へ二本合わせて接着。ズレないようクリップで固定する。
⑨藤巻き準備1:藤(とう)で縁を固定する箇所を考える。スパンが決まったたらその場所を細い針金で縛り固定する。
⑩藤巻き準備2:太めの針金2本で藤を巻く部分(二重構成)を作り、クリップで固定する。先端は二本を少しズラし長めに余らせておく。

六ツ目編み縁2

⑪藤巻き:よく湿らせた藤を巻く。かなり押さえ引っ張りながら巻く。
藤を巻いている太い針金は、二本突き合わせぴったりサイズで切る。最後はボンドも入れて固定。
⑫仕上げ:余分な藤やひごを切る、編み目の形を整える、底面に補強の竹を入れる等

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書き出してみて気付いたが、編む工程が圧倒的に短い(笑)

それだけ縁や底辺の仕上げ等をしっかりしないと、実用に耐えないということでしょう。

あとは、ひご取りの重要性に尽きる。。。

というのが、一通りやってみた感想。

さあ、夏に向けてなに作ろうかな〜



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