竹工芸の至宝を見に行ってきた。
珍しく国東半島を出て、片道一時間半かけてOPAM(大分県立美術館)まで行ってきた。
そもそも、この美術館の内装に籠目のデザインが採用されているくらい別府の竹細工は大分県が誇るものだが、伝統工芸品の産業としてはいまいち盛り上がらない。
別府には日本で唯一の竹工芸の職業訓練校もあるが、卒業後に竹工芸を本業にして生活している人は本当に少ないという。
別府の竹細工は、湯治客が滞在中に使う道具としての需要が高かった。時代とともに長期滞在の湯治客も減り、一般家庭での竹製のザルやカゴ