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【2022年】読んでよかった本

大晦日らしく大晦日っぽいテーマで書くぞ〜(ドンドンドンドン、パフパフ〜)

ということで、今年読んで良かった本を書いていきます。ネタバレなし。

傲慢と善良/辻村深月

傲慢と善良/辻村深月/朝日文庫

婚活をして出会った婚約済みカップルの話。
婚約して結婚式の日取りも決めたのに彼女が行方不明に。

恋愛がテーマというよりは、タイトルにあるように人間の「傲慢さ」「善良さ」がテーマなような気がする。

読むと自分の傲慢な面に気付かされる。たしかに刺さる。
絶賛就活中に読んだので、就活における傲慢さと善良さについても考えた。
「自分なんて……」という気持ちと、「自分に見合わない」みたいな傲慢さって、何においてもあるよなと思った。

読んでみてほしい人:婚活や就活で悩む人(余計に落ち込むかもしれないけど)


青空と逃げる/辻村深月

青空と逃げる/辻村深月/中公文庫

夫が関わるある事件によってマスコミから逃げる妻と息子の話。

先ほど紹介した「傲慢と善良」と物語が少しだけリンクしている(辻村作品の醍醐味!)。
セットで読まなくても大丈夫だけど、傲慢→青空の順で読むのがオススメかも。

私はこの場所じゃなくてもやっていけるかも、と思える作品。味方はたくさんいる。

読んでみてほしい人:環境を変えようか悩む人、勇気を出したい人


噛みあわない会話と、ある過去について/辻村深月

噛みあわない会話と、ある過去について/辻村深月/講談社文庫

黒辻村短編集(辻村深月さんの作品の中でも内容がヘビーな物を黒辻村作品と言うらしい)。
自分の過去の言動が心配になる。
短編の一つ、「パッとしない子」が1番ゾッとした。

読んでみてほしい人:黒辻村作品を手軽に摂取したい人


阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし/阿佐ヶ谷姉妹

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし/阿佐ヶ谷姉妹/幻冬舎文庫

本自体は今年のものではないし、なんなら読んだの2021年な気がするけど今年も読んでたので……。

コンビ芸人・阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ。
このお二人、めちゃくちゃべったり仲良しだと思ったら、意外とそうでもなく(笑)
もちろん仲良しなんだけど、美穂さん(妹)は一人の方が好きだから江里子さん(姉)から逃げたり…………

のほほんとしたふたり暮らしを解消し、お隣さんになるまでの過程も書かれている。
世の中、色んな関係性、生き方があってもいいよなと思った。
阿佐ヶ谷に住みたくなる一冊。

読んでみてほしい人:阿佐ヶ谷姉妹に癒やされたい人


呪術廻戦/芥見下々

呪術廻戦/芥見下々/集英社ジャンプコミックス

今さら!? と思われると思います。
今さらです。

妹に「呪術廻戦のアニメはグロいから姉は観ないほうがいい」と言われ言いつけを守っていた。
グロいって言われたらね……。

しかし! アマゾンプライムビデオでアニメを一気見してしまい、映画も5月に滑り込みで観に行きどハマリし、アニメイトで0巻から19巻まで大人買い。へへ、財力財力〜。

もともとBLEACHがめちゃくちゃ好きな私にはどストライクな作品でした(影響を受けた作品らしい)。

グロさに関しては東京喰種とかチェンソーマンが見れればオッケーって思う。妹が言うほどグロくない。

読んでみてほしい人:呪いとか和モチーフのホラー、アクションが好きな人(そこまで和がテーマではないけど)


いのちの車窓から/星野源


いのちの車窓から/星野源/角川文庫

星野源さんの曲、めちゃくちゃ有名なやつしか知らないけどなんだか読んでみたくて読んでみた。

有名人のエッセイ読むと、有名人もただの人間なんだと思える。こんな言葉遣いするんだとか、こんな思いをしてきたのかとか、知らない一面が見れる。そこがエッセイの楽しいところだ。

これを期に星野さんの楽曲も聞いてみたいなと思う。

読んでみてほしい人:人の日記覗き見するのが好きな人 音楽が好きな人


山女日記/湊かなえ

山女日記/湊かなえ/幻冬舎文庫

まだ読み途中ですが…………

登山する女性たちの短編集。
「彼氏と結婚するか迷う女性」「不倫する女性」「バブルの残り香がすると言われる女性」……などなど。
短編だからなのか、それぞれキッチリ解決! とまで話は進まないけど登山をきっかけに良い方向に動いている感じがする。

友達とか家族とか、面と向かって座ってだと話せないけど、歩いたり動きながらだと話せることってあるよなぁと思った。

登山には1ミリも興味無かったけど、少し興味を持ってしまった。手軽に初心者でも登れる山ないかなぁ。体力つけなければ。

読んでみてほしい人:日々もやもやしている人



自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く/松本敏治

自閉症は津軽弁を話さない/松本敏治/角川ソフィア文庫

これもまだ読み途中ですが…………

著者と奥様の何気ない会話(というか口論?)がきっかけで始まった「なぜ自閉症児者は津軽弁を話さないのか」という調査をまとめたノンフィクション本。

自閉症のある人と関わっていても、関東住みの私には「方言を話さない」という認識ゼロだったので、書店で見つけたとき「マジか」と声に出すとこでした。

まだ3分の1くらいしか読んでないから調査結果は……知らない……!!
テーマは難しいかもしれないけど、とても読みやすい。これからコツコツ読みます。

読んでみてほしい人:タイトルにあるようなことを感じていた人


おわりに

私は本をポンポン買う方だと思う。
本は自分の学びになると思うし、人生の糧になると思っているからだ。無駄遣いとは思わない(ことにしている)。

でも実際そんな買う年ではなかったかもしれない。
買った本、ほぼここで紹介している。

これも紹介したいなーと思った本は去年(2021年)買って読んだ本だし、今までのお気に入りの本もいつかまとめたいなーと思う。

あと、2022年観た映画もまとめたい。まとめるぞ!

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