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作業療法は特別を作る仕事ではない

『特別』なんと響きの良い言葉だろう。

しかし、『特別』は常時良い言葉と行為なのか。そこに疑問がある。

障害福祉において『特別』は良い行いにならない時もある。

居場所が良い例だ。

障害者の方、患者さんの居場所作りは難儀である。しかし、特別に居場所を提供してしまうと、いつまでたっても、その方は特別なままである。

障害者の方の障害の部分を強く捉えているからこそ、今までにない特別な場所を提供するのではないかと思う。

むしろ大切な事は今社会にある資源、埋もれている資源の利用や整備が重要ではないかと。

新築ではなく、リフォームの要素を大きくとるからこそ、本来のリカバリーの形になるのでなはいかと日々仕事をしていて強く感じる。

今そこに在る健康性や環境、資源に目を落とし、それを活かす為の創意工夫が大切なのではないかと。

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