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人前でごはんが食べられない、が改善した話

人前で食事をする事ができませんでした。一口も食べられないことはないですが、お子様ランチくらいの量も完食できません。ちなみに成人男性です。

原因は不明ですが、過去何らかの理由で食事中に具合が悪くなり「食べたらまた具合悪くなるかも」という考えを引きずり、「学校や職場では具合が悪くなっても安静にできないし、誰かと食事中なら相手に迷惑をかけて気まずくなる…」とかいろいろ考えてしまい食べられなくなった説が濃厚です。

小学校中学年から大学生の途中まで、休日以外は朝昼抜きの生活を送っていました。修学旅行はもはやちょっとした修行です。

そんな私が、ちょっとだけ人前で食事ができるようになりました。

※私のいう「人前」とは、誰かと一緒にいるときのことを指します。人通りの多い道をひとりで歩いているときには普通に食べられます。


大切なのは分かってもらうこと

サークルの忘年会のお誘いがありました。行きたいけれど、食べられる気がしない。しかも居酒屋のコース料理を頼むとのことで、自分だけポテト一皿のみということもできませんでした。

とりあえず、楽しい場で一人だけ具合の悪い顔をしているわけにもいきません。

みんなに自分の事情を説明して、もし具合悪そうにしてても気にしないでねと伝えようかとも思いました。

でもなんて伝える?「特に病気ってわけじゃないけど皆の前で食べると吐き気がする」なんてちょっと言いづらいです。そもそも人に話しかけるのが苦手なのであんまり長く喋るのも嫌でした。

そういうわけで、事情を説明する漫画を描いてグループラインに貼るという手段にでました。

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誰も何もハッキリとは言いませんでしたがドン引きだったと思います。それでも伝えたいことは伝わりました。

食べることができた!

事情を皆に分かってもらえた安心感のせいか、忘年会ではかなりパクパクと食べる事ができたのです。デザートまでいきました。

みんなは「あのヘンな漫画の内容ウソなんじゃ?」「漫画送りつけてきた上にウソつくとか怖……」とか思っていたかもしれません。

そんなこんなで、そのサークルのメンバーとなら軽めのごはんを食べられるようになったのです。

つまるところ、そのサークル以外のメンバーとはまだあまり食べられないわけですが……初対面の人みんなに漫画渡すわけにもいきませんし。

でも、改善の一歩です。

同じ様な悩みを持つ方へのヒントになればな、と思います。


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