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奥多摩駅から雲取山へ

3連休の到来ということで、登山(トレラン)を計画した。
今回は奥多摩駅から雲取山へ。
行き:石尾根いしおねを縦走して雲取山へ
帰り:富田新道から下山。日原にっぱらから奥多摩駅(もえぎの湯)へ

全体図

2022/9/17に決行。
無事生きて帰ることができたので、
忘れない内にいろいろ書く。

・行き(奥多摩駅 → 雲取山)

出発:7:30頃
到着:11:10頃
距離:約21km(Garminにて計測)

石尾根いしおね
石尾根への入り方がよく分からず、開始5分で早速迷子に。
グーグルマップを見ながら、なんとか登山道に入る。
入り方としては、「奥多摩むかし道」の案内板が見えたらその路地に入り、そのまま真っ直ぐ進むのが正解だったか(タタハムはむかし道の案内版通りに進んでしまった)。

最初はけっこうガッツリ登るが、
ある程度標高を上げると、走りやすい道が続く。
鷹ノ巣山たかのすやま七ツ石山ななついしやまなど、1700m級のピークにさしかかると、さすがにアップダウンは厳しくなる。
しかし、登山客はほぼ皆無。
回りに惑わされず、自分のペースで登れたし、気温も良い感じだったので、
つらくも内心ニコニコ登っていた。
景色もほとんど山しか見えないが、それがいい。

・雲取山
雲取山近辺に来ると、登山客が増えてくる。
奥多摩駅からバスで着てるのだろうか。
さすがは東京都最高峰の山。知名度の高さがうかがえる。

最後の難関と言わんばかりに急登が襲いかかってくるが、
それ以外は広い道なので歩きやすい。

頂上に近づくにつれ、雲行きが怪しくなってくる(文字通り)。
心配してたのは雨ではなく、頂上からの景色のほうだ(雨が降る気配はなかった)。

頂上到着。案の定、曇ってた。

タタハムは2017年にも、
その標高とかけて雲取山を登ったことがあるのだが、
その時も曇ってて、景色を望めなかった。今回も残念……
(ちなみに1回目は「道の駅たばやま」方面から登った。
今回とは全く異なるルート)。

なにがともあれ、ランチの菓子パン(ホイップあんパン)をむしゃる。

・帰り(雲取山 → 奥多摩駅(もえぎの湯))

出発:11:20頃
到着:14:20頃
距離:約22km(Garminにて計測)

・富田新道(とみたしんどう?)
ホイップあんパンを食べ終わると、トイレを済まし下山開始。
来た道を少し戻り、富田新道というルートを進む。

現地の看板にも書いてあったが、このルートは道がくっきりしておらず、
木々にかれたピンク色のテープ(目印)を見失わないように進まないといけない。下りでついスピードを出そうとするが、あくまで慎重に。
ちょこちょこ看板もあるので、それを見て道が間違ってないことを確かめる。

あと、通信キャリアにもよると思うが、このルートは舗装路(後述する釣場)に出るまで携帯電話(スマホ)は圏外である。

不明瞭な道を下りに下っていくと、川の流れる音が聞こえてくる。
さらに下ると吊り橋が見えてきて、そこを渡る(けっこう高いし揺れる)。

この吊り橋近くの道は崖みたいになっており、
落ちるとシャレにならないので注意を要する。

吊り橋を渡ると、最後の登りがある。
「また登るのかよー」と心身ともにこたえたが、
登りきると待望の林道に出た。
富田新道を地図で見ると、すぐ林道に出れるかと思ったが、ここまで長かった。

あとは下り基調の林道、舗装路をひたすら走るだけ。

……なのだが、持ってきた水分が底を突きていた。
正確に言うと、「行き」の途中で既に突きかけていた。
ちょびちょび抑えて飲んでいたが、いよいよくちびるが乾燥してくる。まずい。
初期装備の水分は、アクエリ500ml×2本。少なすぎた。

さいわい近くに川が流れてるので、
最終手段として"川の水"と考えつつも、進み続ける。

林道に出たものの、この林道区間もなかなか長い。
何度もカーブを繰り返すが、景色は変わらない。無限に続いてるのかと思った。
道は下ってるし、方角からしても間違いないはずだが、初めて通る道だし、どこまで進んでるかも分からない。だんだん不安になってくる。

ようやく、駐車場と数台の止まってる車を見つけた。
ちょっと落ち着いたところで、水分代わりの菓子パン(メープルマーガリンパンケーキ)を食べる。
地図だけで現在地を確認すると、思ったよりいいところまで進んでるみたいだった。よかった。何か飲みたい。

さらに進むと、ついに林道が舗装路に変わる。
そして、川で釣りをする人々の姿と、釣場(日原にっぱら渓流釣場)を見つける。

釣りはしないが、もしかしたらと思い釣場に下りてみると、念願の自動販売機を発見。
問答無用でファンタグレープを買い、一気に飲み干す。テイクアウトで綾鷹も買う。
(日原にっぱら渓流釣場さん助かりました。ありがとうございます)。

ちなみに、釣場から少し先の日原にっぱらの町(奥多摩のさらに奥にある町)にも、自動販売機を2つ確認した。正に登山客のオアシス。

ようやくスマホの電波も立ち、ゴールまでの距離も判明。
残り11km。
舗装路の下り基調なので、この距離なら重力に身を任せれば大丈夫なはず。
……と思いつつも地の利がないので、距離感が分からないのと、道があってるか否かの不安は捨てきれない(ほぼ道なりなのだが……)。

残りの距離は、視界を埋め尽くす奥多摩の山々と針葉樹林に圧倒されつつ、
無理のない速度で進み続けた。

残り2kmくらいで、奥多摩の街並みが見えてくる。ゴールが近いことを実感し、元気モリモリあふれ出る。
ちょっとスピードを上げ、奥多摩駅をガン見でスルー(「ただいま」という意味を込めて)。
そのまま、もえぎの湯にゴールイン。

ゴール後、また自販を発見。
問答無用でレモンスカッシュとミルクコーヒーを買い、一気に飲み干した。

・まとめ

出発:7:30頃
到着:14:20頃
距離:約43km(Garminにて計測)

山行途中で水分が底を突きるという危ない状況だったが、
無事ゴールできてよかった。
水分は重いので現地調達という作戦もあるけど、今回は運が良かっただけ。
今後多めに持参することを検討する。余る分には困らないし、あるだけでも心のゆとりに繋がる。

天気は午後から崩れるような予報もあったが、1滴も降られることはなかった。これも運が味方した。

距離は、何だかんだで40kmを越えてしまった。
長くても40kmはないと思ってたのだが……とんだざる勘定。
まあ、意外となんとかなってしまうものだ。
……という結果論。

おしまい

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