【レベル48】『時短』本当の目的とは。
何のために時短をしていますか?
作業効率を高めるための1つとして「時短」という考え方があります。
先日先輩からショートカットキーについて助言をいただきました。
「ショートカットキーをある程度使いこなせるようになるとこの業務は10秒くらい早くなるよ。」
確かにパソコンの操作が遅い私がショートカットキーを駆使できるようになればかなりの時間が節約できると思います。
でも、それで得た10秒は何のための10秒なのでしょうか。
今回はそんな仕事における「時短」の目的について考えてみたいと思います。
※約1,300字(目安時間:4分)の記事です。
結論:重要な仕事に時間を充てるため
仕事をするうえで大切なことは成果を出すことだと思っています。
もちろんそこに至るまでの過程も大切ですが、いくら努力をしても結果が出ないと満足のいく評価は得られません。
成果を残すためには、それに直結する業務の質を高めることが重要です。
でも日々の業務は全てが成果に直結する仕事であるとは限りません。むしろそうではない仕事の方が多くを占めている気さえします。
そう考えた時に「時短」の意味が少し見えてきました。
私にとって時間をかけたい仕事は成果に直結する仕事です。
そこに充てる時間を増やしたい。
では限りある業務時間の中でどうすれば時間を増やすことができるのか。
「時短」で得た時間をここに充てればよいのでは?
そうです。そういうことなのです。
つまり時短は重要度の高くない仕事をたくさんこなすために行うのではなく、重要度の高い仕事に充てる時間を増やすために行うのです。
私の勘違い
私は今まで大きな勘違いをしていたことに気が付きました。
「仕事の量を増やすために時短をするんだ!」と思っていたことです。
例えばメール10件の返信に1時間かかっていたとします。
これまでの私は、メール1件返信するために必要な時間を6分から3分に縮めて、1時間で20件メールを返信しよう、と考えていました。
時短で得た30分をまたそのメールの返信という同じ業務に使っていたのです。
料理で考えると分かりやすいです。
圧力なべで角煮を作る時を半分にしたら、その浮いた時間で他のことをしますよね。別のおかずを作ったり、自分の時間にあてたり。
そうです。私はその時間でもう一回角煮を作ろうとしていたのです。
「時短」は時間の再配置
話が脱線しましたが、
量重視の業務はなるべく時短して、質を求める業務に分配する。
これが今回の気づきであり大発見です。
必要な時間を見直して、時間を配置しなおすこと。
これが時短の大きな役割でした。
時短そのものが目的とならぬように
Excelのショートカットキーを使いこなすのはその仕事を早く終わらせるためですが、こなせる量を増やすためではありません。
もっともっと重要な、成果に直結する仕事の質を高めるために(そこに充てる時間を確保するために)他の仕事にかかる時間を短くしているのです。
質を高めたい仕事に充てる時間を増やすために、ショートカットキーを覚え無駄を省くのです。辞書登録をしてタイピング時間を短縮するのです。
<時短はあくまで手段であり、目的ではない>
これが今回の学びでした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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