見出し画像

【レベル21】7月の読書メーター

こんにちは。

はやいもので7月も終わり、8月がスタートしました。夏本番です。

そして気づけば2021年もあと5か月…

信じられないスピードです。

さて、今回の記事は7月の読書記録です!

今月は良書of良書に出会えました!!

ぜひご覧ください!

※約2,500字(目安時間:5分)の記事です。

7月の読書メーター

7月は2冊の本を読みました。

・小説:1冊
・日本史の入門書:1冊 ※ジャンルが分かりませんでした笑

2021年の累計読了冊数:15冊

1年間で読んだ本の数では過去最多となりました!!


それでは、読んだ本をみていきましょう!!

①夏美のホタル (小説):森沢 明夫 作


瑞々しい筆致で描く、人生のラブレター
写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに……。心の故郷の物語。

引用:Amazon

この小説、めちゃくちゃ良いです。

友達、親と子、そういった人と人との『絆』や人間の『温かさ』をテーマにした小説です。

写真家を目指す学生と保育士の彼女、たまたま出会ったご老人の親子に、仏師など個性的なキャラクターが登場します。

舞台はある山里。いうまでもなく田舎です。

田舎でしか感じることのできない雰囲気や季節感、人間関係などが瑞々しく(生き生きと)描かれていて、無意識のうちに物語にどんどんのめり込んでいました。

川のせせらぎや風鈴の音、
そんな何気ないサウンドが聞こえてきたり、
夕焼けの鱗雲や蛍の優しい光、汗をかきながら走り回る子供たちの様子が目に浮かんできたり、まるでドラマを見ているようでした。

中でも私が好きなのは、時折でてくる風鈴の「凛…」という音です。
なんとなくエモくていいんですよね。

ネタバレになってしまう?かもしれませんが

この小説では、嫌な人は一切出て来ません。 

優しいご老人、不器用な仏師、人懐っこさゆえにちょっとおせっかいな保育士の彼女、カメラを通して人とつながる学生、みんな大好きになりました。

振り返ってみると、みんなの一言一言が美しく優しさで溢れているのです。 

この小説に出会えてよかった。 素直にそう思える作品です。

夏休みが始まる今、ぜひ読んでほしい一冊です。

(有村架純さん主演で映画化もされているようですのでこれからみるつもりです!!)

②一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書(日本史入門書):山﨑 圭一 作

受験以来日本史やってねぇな~、でもちょっと日本史好きなんだよな~

ってかた、ぜひ読んでください!めちゃくちゃ楽しいです!!笑

私の日本史再勉強はこの本を書店でぱらぱらと立ち読みしたところから始まりました。

この本の特徴は

①国内の政治史以外ほぼ触れていない

②年号や西暦が一切出てこない

ズバリこの2点です。

この2つの特徴以外は教科書と似ています。(同じ日本史なので当たり前ですが)

ではなにがすごいのか。


<①国内の政治史以外ほぼ触れていない>

これによって話が逸れずに一貫して読み進めることができます。

教科書では、時代が終わるごとに唐突に文化史や同年代の世界史がでてきますよね。なので時代と時代のつなぎ目が分かりにくくなっています。

一方で本書では、文化史や世界史は本編では全くと言っていいほどでてきません。
なので時代と時代の変わり目となる出来事(きっかけ)をスムーズに理解することができます。

例えば、江戸時代の後には明治時代が来ますが何をもって明治時代なのかが本書では一目瞭然なのです。
※ちなみに王政復古の大号令によって新政府が発足し、明治時代が始まります。

(教科書では王政復古の大号令で明治時代が終わり、次に元禄文化や化政文化など別ジャンルの話が入り、その後、明治時代は新政府になったという前提でスタートするため理解が難しいイメージがあります。私は笑)

要は、教科書は短編集でこの本は一冊の長編小説のようなものです。多分。
(伏線回収的な面白さは短編集では見つけにくいはずです。)


<②年号や西暦が一切出てこない>

年号や西暦をあえて記載しないことで、この西暦は覚えなきゃ!のようなプレッシャー(苦手意識?)がかなり薄まっている気がします!

ストーリーさえ理解できれば、年号は簡単です。

この本を読んで感じたことは、ストーリーを理解するために必要なことは、年号ではなく時代の中心となる人物やできごとを理解することです。

さらに言えば、その人物がなぜその出来事を起こしたのかといった要因(時代の繋がり)を理解することです。

年号はストーリーの理解には不要でした!!

大学受験で日本史選択だった身からすると、年号を省くことに少し寂しさや物足りなさはありましたが、圧倒的に理解しやすいと感じました。


以上の観点から、日本史が好きだった方、久しぶりに日本史やってみようかなと思っている方にめちゃくちゃおすすめです!!

個人的には、幕末の流れや第二次世界大戦において日本の参戦はやむを得なかった、みたいなところが整理できたことがとても面白かったです。


振り返り

今月読んだ本は2冊と冊数こそ少ないですが、充実感と満足度の高い2冊でした!

どちらの本もおすすめレベル5です!!(5点満点です。)

久しぶりに小説を読みましたが、やっぱり読みやすい!スキ!笑
今は遠出もできないので、こうやって頭の中で旅行をするのも楽しいなぁと感じております。

あと、この『夏美のホタル』を読んだ後に感じた人の温かさっていいなぁ、的な充実感は『虹の岬の喫茶店』を読んだ後の感じに似てる!と思ったのですが、やはり同じ作者でした!!

私にとって初めての体験でなんとなく嬉しかったです。
(初めて会った人が友達の友達だった的な笑)

これは本を読むようになったからこその体験ですよね。

『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』を読んでいてもっと知りたい!となった時は『中田敦彦のYoutube大学』の日本史編を見ながら理解を深めるのも楽しかったです。

学生の時とは違った見方ができるようになっていることも楽しさのひとつでした!


今週もお読みいただきありがとうございました。

ぜひ皆さん8月のお休みにこの2冊を読んでみてくださいね!

イイネ、コメント等リアクションお待ちしています!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?