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補遺11: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第11回「アヴァターと相互運用性」

雑誌『WIRED』Vol.46(2022年9月14日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第11回「アヴァターと相互運用性」の補遺です。
紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。

注1)

本原稿を執筆するにあたり、およそ「メタバース」と付された書籍をあらかた目を通したが、主たるものを列挙しておく。ニール・スティーブンスン『スノウ・クラッシュ』、加藤直人『メターバース さよならアトムの時代』、新清士『メタバースビジネス覇権戦争』。

注2)

メタヴァースにおける相互運用性の重要性については指摘するものは多い。ここでは、ひとまず以下を挙げておく。

注3)

Roblox利用規約2.A.⑴には、「Robloxについて、「ゲームや体験がプレイヤーによりプレイヤーのために作られる」場所と人々が言うのを聞いたことがあるかもしれません。当社は、本サービスがソーシャルプラットフォームで、ユーザーが作成し、他のユーザーがそれをプレイおよび利用するゲームやその他のコンテンツをホスティングしていることから知られています。」との記載がある。

https://en.help.roblox.com/hc/ja/articles/115004647846-Roblox%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%A6%8F%E7%B4%84

注4)

他の領域における相互運用性の重要性については、データ共有については、EIF(The European Interoperability Framework)に関するEU議会のページやEUデジタル市場法(Digital Markets Act)に関するWIREDの記事を参照。



日本でも、デジタル社会の実現に向けた5つの原則やAI原則に、相互運用性を確保する原則が盛り込まれている。

注5)

Metaverse Standard ForumとVRMコンソーシアムについては、こちらの記事を参照。

わたしがVRMコンソーシアムに登壇した際の記事は以下を参照。

 また、わたしが当日使用したスライドは以下で公開している。

注6)

改変可能な高品質の3Dモデルが無償で公開されている環境が日本の優位性と指摘するものとして佐藤一郎『メタバースのシステム構成論』P12等。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000822521.pdf

注7)

VRMが「ライセンスから文化を誘導する」という思想に基づき設計されている点については、こちらの記事を参照。

注8)

メタバースとアバターの初出については、ニール・スティーヴンスン『スノウ・クラッシュ』を参照。


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