見出し画像

20万払って参加したプロダクトマネジメント講座からの学び

随分とnoteをお休みしてしまいました。
ベルフェイスでのプロダクトマネージャー仕事が忙しく、充実していたからです(^^)

2020年10月からベルフェイスのプロマネ仲間で、及川卓也さんが主催するNews Picksの「実践プロダクトマネジメント」のカリキュラムに参加していました。3ヶ月に及ぶこのカリキュラムも明日には終了なので、振り返りと学びを共有できればと思います。
※勝手にやっているので、News Picksの回し者ではありません(笑)

実践プロダクトマネジメトって?

WindowsやGoogle Chrome、Qiitaのプロダクトマネジメントをされてきた及川さんによるプロダクトマネジメントに関するワークショップ型の研修です。

僕らは「bellFace」をそのままお題として持ち込んで参加。2~3年後のbellFaceをテーマに、ワークショップでプロダクトの解像度を上げていきました。参加の目的は、一緒に参加した4名でプロダクトマネジメントに関する理解度や認識を合わせることでした。

カリキュラムは
①事前資料&課題が配布
②毎週火曜日19:00~21:00に講義(事前資料の補足と課題を元にしたワークショップ)
をひたすら3ヶ月間、計10回繰り返すものです。

実際にどうだった?

正直かなり苦戦をしました(笑)

・参加4名の認識がズレまくっている(驚)
・忙しくて事前学習は土日でなんとかやりくり(焦)
・途中業務トラブル発生で2週間がほとんど何もできず(泣)
・プロダクトマネジメントってテーマが広く深すぎ(笑)

カリキュラム終了後に、2~3年後のbellFaceのプロダクトビジョンを社長の中島に提起すること目標としていましたが、7回目くらいまでは「やべぇ、どうしよう」状態でした。

なんとか最終的には参加メンバーの認識も合致でき、プロダクトの今後に大きく影響を及ぼすような成果物ができそうです。
※社長提案は来週あたりに…

ちなみにできた成果物は以下6点です。
※具体的な内容は黒塗りですm_ _m (社長提案前だし)

①エレベーターピッチ

画像4

②ペルソナ

画像3

③バリュープロポジションキャンパス

画像4

④カスタマージャーニー

画像6

⑤リーンキャンパス

画像2

どれも書籍や記事などでよく取り上げられているものですが、腰据えてしっかりとやりきることは出来ていないと思います。メンバーで認識を合わせつつ、この作成プロセスを辿れたのは良かったと思います。

議論を前に進めた3つのターニングポイント

苦戦した本カリキュラムですが、個人的にはターニングポイントになった出来事が3つありました。グッと議論が前に進んだキッカケなので、共有します。

1)プロダクトを分けた

bellFaceのプロダクトには3つの側面があります。すべてミッション・ビジョンにつながっているのですが、プロダクトとして果たす役割は全く異なっています。これが途中、議論を迷走させました。悩んだ末に、3つの側面はすべて別プロダクトとして考える結論に至りました。

画像7

この時「1つで複数の解決をすることは避ける」というアドバイスをいただけたことはとても良かったです。このアドバイスは名記事「顧客のBurning needsを解決する」を書かれたAutifyの近澤さんへのインタビューからの引用でした。

プロダクトを分ける判断をしてから、議論の焦点があい、一気に前に進められました。

2)4人の住人を決めた

ペルソナ議論も紛糾しました。1つのペルソナに複数人格を持たせる「ご都合ペルソナ」を作りかけたりもしました(笑)

bellFaceはBtoBプロダクトであり、プロダクトの関係者は決して一人ではありません。以前に書いたnoteにも「意思決定に関わる人数は平均5.4人もいる」と書いていますが、そこを分けて考えたことも大きなターニングポイントでした。

画像6

今回の議論において、4人の住人を設定しました。そしてそれぞれに対する共感マップ、バリュープロポジションキャンパス、カスタマージャーニーを作ることで、解像度が上がりました。

これが良かった!と確信を持てたことはカスタマージャーニーにおいて、「4人の住人が全員同じタイミングで、異なる理由から負を感じている」ことを明確にできたことです。一連の顧客体験における負があぶり出された瞬間でした。

3)ペルソナは実在人物

ペルソナは全員、社内のメンバーにしました。

こうすることで、今回のカリキュラム参加メンバーの解像度と認識が見事に合致しました。社内メンバーにすることで、この人達が考えていること、話していること、していることが手にとるようにわかります。
ペルソナあるあるの「プロダクトにとって都合のいいペルソナ」になることはありませんでした。

まとめ

実業務に直結させ、社内メンバーでbellFaceをテーマに実践プロダクトマネジメントに参加できて良かったと考えています。
※お高いカリキュラムですが、元はちゃんと取れました(笑)
※今回は会社が負担してくれました、いい会社です!ベルフェイス(宣伝)

プロダクトを分けることで議論の焦点が合い、4人の住人を定義することで顧客の負があぶり出され、ペルソナを実在人物にすることでチーム間の認識合致ができた。

まとめるとこんな感じです。

さて、明日の最終回を終えたら、本丸の社長提案に進みたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?