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プロダクト開発・事業開発に関わる人に読んでもらいたい!オススメ本BEST5 【2020年版】

こんにちは、石田です。

プロダクト開発、UX設計、グロースハックに関心がある方は良書が見つかるかも!?

僕が実際に読んで、プロダクト開発・事業開発に参考になると感じた本をランキング形式でお届けします。実際にここにある5冊の本で学んだ手法や思想は、業務で活かされ結果を残したものが多かったです。では早速行きましょう!

【第5位】「R25」のつくりかた

いきなり10年前の古い本ですみません…でも、良書は時間がたっても良書です!

インタビューコンテンツをはじめとして、面白いコンテンツで2018年くらいから、存在感を増してきている印象の新R25ですが、その前身である伝説のフリーマガジン「R25」創刊にあたっての話が書かれた本です。

プロダクト開発にとって大切な要素が、実際に合ったエピソードとセットで理解できる良書です。この本を読んで以来、UX設計でユーザー視点になることを「憑依」「イタコ」と言うようになりました。

▼個人的にマーカーした部分
・定量調査ではマーケットは見えてもターゲットは見えない。定性調査の意味 @41P
・インタビューでは「ウソをつかなくて済む質問を考える」。無意識でウソの回答は出てくる @46P
・R25の一つのエポックは「帰りの電車で読んでもらう」という”シーン”にフォーカスをしたこと @78P
・アドバイスは参考にするが、大切なのは「イタコ」化した感覚。気を抜くと乱れるので注意 @90P
・R25のチームは編集とデザイナーが互いの領域を侵犯しあってよいという雰囲気があった @104P

【第4位】おもてなし幻想 デジタル時代の顧客満足と収益の関係

顧客へのサービス設計の思想、顧客対応への思想に関して、疑問を提起される良書でした。ザッポスの感動対応が話題になり、アイミツでも「カスタマーサポートではとにかく丁寧な対応を!」と合言葉を掲げていた時期がありました。

でもそんなことに必死になっても、顧客のロイヤリティやリピート率は上がらないんですよね…しっかりとした調査に裏付けられた課題提起にはとても考えさせられました。

神田さんのこのシリーズは少し冗長で、読むのは大変ですが、大切なところは再度読み直したいと思える内容です。

▼個人的にマーカーした部分
・顧客を「感動させる」事が顧客のロイヤリティの向上につながらない @45P
・顧客は問題が起きても前向きに生きていたいだけで、喜ばせてほしいとは露にも思っていない @77P
・たいていの顧客はセルフサービスで解決できれば何の不満もない @138P
・顧客努力が再購入、顧客内シェア、口コミに及ぼす影響 @289P
・消費者の購入判断を簡素化するには3つの方法がある @372P
・情報化社会におけるサービスとは「顧客努力の軽減」をゴールとすべきである @407P

【第3位】たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

マーケティングの全体感をバランスよく俯瞰しつつ、顧客起点に回帰できる良い本でした。

・顧客の定量分析と定性分析を高い次元で実行する手法が分かる
・筆者のバックグラウンドからBtoCのマスマーケティングが多めだが、N=1に関してはBtoBも参考になる
・数字に囚われて、N=1顧客を見れない課題提起は参考になる
・顧客ピラミッド、9セグマップといった手法は各サービスで一度時間をかけて分析をしてみたい
・デジタルマーケティングに対する課題提起、ブランディングに対する説明などは参考になる
・マーケティングを「コミュニケーションアイディア」と「プロダクトアイディア」に分けて説明している

【第2位】隠れたキーマンを探せ! データが解明した 最新B2B営業法

企業における体験設計(UX設計)を分かりやすい切り口で理解できます。顧客の購買プロセスの設計はBtoBのマーケティング/営業で考えるべきと実感できる良書です。第4位のおもてなし幻想と同じく冗長なので、重要なところだけしっかりと読むことをオススメします(笑)

本の主題は以下の3点です。
①ユーザー購買は5.4人の関係者が絡む。彼らを動かすキーマン(モビライザー)が重要である
②BtoBで集団を動かすには、A→Bで「Aの破壊をしっかりと行うこと」が大切である
③販売員がどうするか?ではなく、顧客関係者にどう動いてもらうか?を考えるべきである

【第1位】「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

ダントツで面白かったNo.1の本です!ダントツです!

「ゲーム」はあらゆる体験設計の塊ですが、それを非常に分かりやすく面白く説明してくれている良書です。面白すぎて”つい”すぐに2周目を書んでしまいました。

みんなが知っている「マリオ」、そのステージ1-1の最初の15秒にここまでのことが込められているのか!?と感激をしました。

▼個人的にマーカした部分
・自発的に学んだことは一生否定できないほどに深く信じる @54P
・人の行動を変えているのは、シンプルで簡単であるかどうかです @78P
・商品の「良さ」を伝えるよりも、まずは商品との関わり方が直感的に分かることを優先 @99P
・プレゼンの冒頭のスライドを最後に示すことで、成長を実感する @300P

プロダクト設計、サービス設計、UX設計、体験設計みたいなキーワードに反応する人は楽しんで読めると思います。作りこまれたシンプルなプロダクトとは…を考えさせられます。

【番外編】このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

転職をするから読もうとした訳ではなく、人からの紹介でたまたま読みました。

ストーリー仕立てで読みやすく、情報も入りやすいです。途中でサマリもされていて、内容の理解が進みやすいです。読み手に伝える工夫が随所に感じられる良書でした。

「しようと思えば自分はいつでも転職できんだ!!と確信できる市場価値をもて!」というメッセージは僕の昔からの価値観とも一致しており、気持ちが良かったです。

▼個人的にマーカー下部分
・マーケットバリューは「業界の生産性」「人的資産」「技術的資産」で形成される。(「業界の生産性」という切り口は盲点で面白かった。)
・20代は専門性、30代は経験、40代は人的資産でキャリアを作る
・仕事のライフサイクルを意識して、市場価値を形成すること
・begin型とtodo型の違い (世の中の99%はbegin型である)
・bigin型であれば下記を意識する
 -小さなやりたいこと(上手なこと、ストレス感じないこと)を追究
 -良い緊張と悪い緊張を図り、環境を調整する
・自分にラベルを張る、それが個人価値となる

以上、BEST5+番外でした!

おわりに

ん、なんでプロダクト開発・事業開発に関わる人へのおすすめ本に【番外編 転職の思考法】があるんだ?

理由は簡単です!

もし2020年、市場価値を上げていくことに興味があったら、石田と一緒に働いてみませんか?(笑)
本業:ベルフェイスで新規事業の設計を行っています
副業:BtoB専門でグロースハック(セールス・マーケ・UXの設計)を行っています

※普通に読んでいて、良い本だな~と思ったのでオススメしたってのもあります。

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