はじめまして、Tasukiです。
Tasukiは、外見に悩む学生と美容学生のマッチングサービスです。
外見の悩みを解決したいけれど、相談できる相手がいない…
YouTubeやInstagramは情報過多で、結局自分に何が似合うのか分からない…
AI診断はあるけれど、それじゃ本当の意味での自信は持てない…
そんな時、プロの卵である美容学生に相談できるサービスがTasukiです。
外見に悩む学生は、歳が近くて話しやすく、また確かな知識を持ったお兄さんお姉さんに相談できます。
美容学生は、Tasukiでの経験や実績、獲得したファンの声が就活の時のアピールポイントになります。
なぜ私がTasukiをやるのか
私は、高校の時、キラキラした友達といるのが苦痛でした。
高校は私服校で校則が無かったので、周りのみんなは当たり前のようにオシャレな服を着て、髪を染めて、毎日メイクをしていました。
ずっと部活だけやってきた私は、ダサくて、可愛くなくて、
そんな自分がみじめで、しんどかった。
韓国メイクも、ヘアアレンジも、やってみたかったけど、周りにどう思われるか怖くて、興味のないふりをしていました。
部活がある日はジャージでごまかせたけど、部活がない水曜日は何を着て、どんなメイクをすれば「正解」なのか分からなくて、しんどかった。
「部活ない日は学校めんどいわあ」と言い、休んでばかりいました。
服のお店も、化粧品売り場も、ドラッグストアでさえ、一人で行くのが怖かった。「あんなダサい子がこのリップ?」とか、思われそうで。
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そのまま大学生になり、美容専門学校に進学した友達と会うことが多くなりました。
その子に思い切って、外見のことを相談してみたんです。
「なんて言われるだろう」と、少し怖くなりながら。
その子の答えは、「分かる~!」
そして、「私もそれ悩んでた時期あったんだけど、、、」と、親身に相談に乗ってくれました。
なんだ、一言、相談してみれば良かったんだ。
その子となら、かつて怖くてしょうがなかった化粧品売り場も、デパートも、どこへだって行けました。そして、いつの間にか、一人でも行けるようになっていました。
「私もあんたも最高に可愛い、それでいいじゃん」と言ってもらえて、嬉しかった。こんな相談相手が高校時代に欲しかった。
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学校でみじめな思いをしたり、辛い思いをしている、かつての私みたいな子たちが少しでもいきいきと生きていける手助けがしたくて、教育系の大学に進学しました。
教育実習や、いろいろな機会をいただき、学校やフリースクールなど、様々な教育現場に伺いました。
そこには、
「○○ちゃん(アイドル)みたいにならなきゃいけないから」と言い給食を残す、痩せた女の子。
「毎月、男子が女子の顔面格付けするの。」と悲しそうに言う、マスクが外せない子。
「俺は太ってるから3軍なんすよ。」と、悲しそうに笑う男の子。
かつての私のような子たちがいました。
保護者や先生に「もっと食べていいんだよ」「外見なんて別に気にしなくていいじゃない」と言われても、聞く耳をもたない子どもたち。
友達と外見の話題になる度に、イケてない自分がみじめで、しんどくて、
「興味ない」と言ってみたり、「私ブスだからさ~」と予防線を張ってみたり、わざとおちゃらけて「そういうキャラ」になってみたり。
先生に何を言われても、親に何を言われても、聞く耳なんて持てません。必死だから。教室で生き抜くのに、自分を嫌いにならないように生きていくのに、必死だから。
このままではいけない、と強く思いました。
Tasukiのこれまで
3日間で5回泣いた起業イベント
Tasukiは、Startup Weekendという、3日間で起業体験ができるイベントで誕生しました。
↑ 私が出場した時の開催レポートです。
ゲストハウスで会った友人に、「面白いイベントあるよ!」と誘われ、ちょうどその時、教育とお金の関係について興味があったので
「お金について何か知れるかも!」という軽い気持ちで参加しました。
初日にJRが鹿にぶつかり遅延し、そういえば釧路に行ったことがなかった(笑)ので、迷いに迷ってなんとかたどり着き、着いてすぐ初日のピッチでした。
10分ほどでアイデアを書きだし、とにかく焦りながらドキドキのピッチに臨みました。
この時「Tasuki」が生まれました。
2日目、3日目はメンターさんに愛ある厳しいフィードバックをいただき、なんとかメンバーとプレゼン資料を仕上げ、最終ピッチに臨みました。ここらへんは長くなるのでまたの機会に。
結果は優勝、そのままメンバー集めをして、ほくほくで札幌に帰りました。
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「マネタイズって何?」
しかし、札幌に帰った私は思いました。
「何をすればいいのか分からない…!」
恥ずかしいことに、その時の私は「マネタイズ」という言葉すら知らなかったのです。
※マネタイズ…どうやってお金を生み出すか?という仕組みのこと。
そんなとき、バイト先のSAPPORO Incubation Hub DRIVEにて北海道のVCである大久保さんと出会いました。
「起業相談」という名目で、スライドまで作ってがちがちの緊張状態で臨んだ面談で、大久保さんから聞かれたのは「1億円あったら何しますか?」という質問。
緊張しすぎて、その時何を言ったのか自分でも覚えていません(笑)が、大久保さんがにこにこして「なんで起業しないんですか~?」と言っていたことは鮮明に覚えています。
「あ、起業って選択肢あるんだ。」
当時の私は、「起業相談」と言いつつ、起業という選択肢をどこか自分と関係ないこと、と感じていました。
大久保さんに言われたことばがふわふわと浮かんで、何だか自分まで浮足立って、そして何だかすごく嬉しくて、面談後にトイレまでの短い道をスキップしたことを覚えています。
その後も大久保さんにあの手この手で話しかけ、
「とりあえず美容学生20人と、外見に悩む学生20人をマッチングさせてフィードバックもらったらいいんじゃないですか?」と、いつものにこにこ顔で言われ、その日のうちに知り合いに連絡しまくりました。
マッチング実験開始
ここから私の怪しまれ人生が始まります。(笑)
「え、マッチング?意味わかんない…」「怖い…」「怪しすぎる」…
いろいろ言われながら、メンバーと協力してなんとか10組をマッチングさせ、少しずつ「Tasukiの型」を探しました。
やってゆく中で、信頼できる相手とやり取りすることの大切さを何度も何度も再認識できました。
また、人と人がつながることの大切さについても。
何組目かのマッチングで、一重で悩んでいる子に、私は当然のように一重の美容学生をマッチングさせました。
相談内容は「二重になる方法を教えてほしい」。
私は、美容学生は相談者に、アイプチやメイクで二重に見せる方法を教えるものだと思っていました。
ところが、美容学生はアイプチのやり方なんて一切教えず、
開口一番、「一重の自分のこと好きですか?」と。
その後も、「まず自分で自分のことを好きになるのが大事だよ」など…
ああ、このマッチングは失敗だ。
色んなCMやSNSで言われている言葉をいまさら伝えても、この子たちには響かないんだから。早くアイプチの仕方教えてあげてよ、とすら思っていました。
でも、響いてたんです。相談者には、ちゃんと響いてた。
相談者の子は、美容学生とことばを交わしたあと、
「たしかに。」「自分のこと好きになれるよう頑張ります。」と。
メディアで何百回と言われている、「自分を好きになろう」というメッセージ。
この子たちは、何百回と聞きながら、それでも辛かったのだ。
そういえば、かつての私もそうだったじゃないか。
この子たちには、一緒に悩んで、考えて、寄り添ってくれる相手がいないのだと、実感しました。
10月には「オンラインマッチングだけじゃなく、対面もやってほしい!」という声から、実際に美容学生に相談したり、お話できる「Tasuki体験会」を行いました。
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テキスト・zoom・対面でのマッチングを続けていたら、ある時大久保さんに経済産業局さんのプログラムに誘っていただきました。
下手くそな事業提案書を出し、なぜか採択され、
今は、経済産業省北海道経済産業局「令和4年度 アイディア・シード段階からの効果的な事業成長支援モデル構築に係る調査事業」での実証プログラムにて支援を受けています。
Tasukiのこれから
Tasukiはこれから、外見に悩む学生が、いつどこにいても明日を楽しみに出来るよう、アプリ化を目指します。
外見に悩む学生と美容学生のお悩み相談マッチングサービスだけでなく、
他にもいろいろと企んでいるので、ぜひご期待ください。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
さいごに、経済産業局に出した下手くそな提案書の1ページ目を載せます。
想いしか書いていない(笑)のですが、発案から半年経った今だからこそ、忘れないようにしたいのです。
あなたの明日にキレイを足して、明日あなたが自分を好きになれるよう、 Tasuki は今日も進みます。
応援のほど、どうかよろしくお願いします。(文:布川舞桜)
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