「レプリカシグナル」本当の終演

こんばんは。隔週水曜日ブログ担当の中田暁良です。

本日21時をもちまして、たすいち第36回公演「レプリカシグナル」配信公演のアーカイブ期間が終了となりました!

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これにて本当に終演ですね。劇場まで足を運んでいただいた皆様、配信にてご視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回、劇団員のみの公演ということで、いつもとはまた違う感慨深さみたいなものがありました。

2016年にたすいちの劇団員となり、翌2017年には初めて劇団員のみの公演となる「ヒラエス」に参加しました。その時はまだ6枚だった劇団員が、いまや12名に。梁は声のみの出演、石井は出演かなわず、目崎は脚本演出に専念ということで板の上に立った劇団員は9名でしたが、それでも全員が舞台上に並んだ時に「これがたすいちですよ!皆さん!」と大声で自慢したくなるぐらい、頼もしくて素敵な役者が揃っているなと、手前味噌ながら改めて思ったのでした。

作品の題材としては、賛否分かれるところもあったのかなと思います。それこそAI美空ひばりが出た時の世間の反応が様々であったように、「亡くなっている人の姿を勝手に創り出す」ことに対して抵抗を持つ人もいれば、その存在に救われる人もいるんだろうなと。私自身、色々と想像してみた中で、自分がどの立場にあるかによって考え方がだいぶ変わってくるよな、と思いながら台本を読んでいました。

私が演じたGENEの立場は、「無関係」赤の他人でした。しかしながら、「現実ではない虚構」に救われる側の1人だったのだと思います。だからこそ心菜のレプリカを通じて、救われたい海月や自分に託された本当の心菜を見付けたいかごめさんに共感する部分が強く、終盤の行動に繋がって行ったのではないかと。

途中にTRPGの設定として出てきた野球や不良ネタは、台本の構想期間中に目崎から「もし高校生に戻れるとしたら何がしたい?」という質問に、「甲子園の優勝投手になって阪神からドラフト指名されたい」、「不良になってバイク乗り回したい」と私が答えたことがキッカケだったと思います、たぶん。笑

おかげで中田個人としても演じていてとても楽しいシーンになりました。

なかなか劇団員のみの公演をやる機会は今後ないかも知れませんが、またいつか、今度は本当に劇団員全員が板の上に立つ機会があったらとても楽しいだろうなと妄想もしつつ。

たすいち「レプリカシグナル」これにて本当の終演です。皆さま、ありがとうございました!!

GENE役 たすいち劇団員 中田暁良

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