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婚活、もう一つのカタチ(仲人)自分が世話好きオジさんになったときの話し!

#結婚 #婚活 #仲人 #世話好き #結婚話し  
昭和の時代、町内には仲人という世話好きオジさん、オバさんがいた。自分の子供や親戚で、適齢期なのに結婚していないと、誰もが仲人に話しを持っていったものだ。しかし今、そういう人はいなくなった。

1995年以降、結婚しないという考えを持った人が年々増え続けている。この1995年、失われた20年30年の原点にあたる年。人々は、収入の面から、結婚の意識が薄れていったと言っていい。

私の祖母も、その仲人で、世話好き人間だった。信州の温泉場にくらす祖母の家には、結婚式の写真が山高く積まれていた記憶がある。

そんな血筋が、私にも流れていたんだろう。2018年に、千葉に住む親戚から電話があった。38歳になる息子の結婚相手を探してくれないかと言う。
私の血が騒ぎだす!よし!ここは1丁やってみるか!
すぐ本人に電話して、結婚の意志はあるか?を聞く。『ある!』と言うので、休みの日に我が家に来るように伝えた。

数日後、その息子がやってきた。いつも朗らかな好青年だ。顔も悪くないし、体型も良い。物腰も柔らかく、これなら大丈夫と思ったが、収入に問題があった。年収で300万円を少し越すだけだそうだ。

とりあえず、作っておいたレジュメで、今後本人がやるべきことをレクチャーする。①身上書の書き方。②写真(写真館で撮ったもの) ③お見合いの流れ④服装や身なり⑤お見合いで話す内容…等々。

数日後、送られてきた本人のプロフィールを持って、友人や知人に次々と声をかけていく。しかし、ほとんどが空振り。その方々の話によると『今じゃぁ、親がなんといっても、子供は親の希望通りにはならないよ!』。つまり、親はいつ結婚するか、気を揉んでいるのに、子供にその気がない!と言う。

そんな状況を一変させたのが、3ヶ月後の事。仕事仲間の1人が、1人のオバさんを紹介してくれたのだ。その女性は、冠婚葬祭会社の営業をしてる人だった。なんと『任せてください』と言う返事。

その方は、その息子と直接連絡を取り、次々に見合い相手を紹介してくれたようだ。しかし、本人はなぜか都度断ったという。しびれを切らして私は、本人に電話する!

すると、年齢が合わないと言う。私は、何歳ならいいんだ?と聞くと、30から35歳じゃなきゃダメだそうだ。内心、こりゃあ結婚なんてできないよ!と私は思った。

ところが、さらに半月後、その息子から電話がかかってくる。なんと5日後の日曜日に、〇〇駅前のホテルで、お見合いすることが決まったと言う。

へぇー!探せばいるんだ!だった。これは驚き。当日、その息子は、我が家に顔をだした。その見合いの席は、我が家から2つ先の駅で、時間を調整したのだ。そして元気に家を出ていった。

それから3時間。電話も何もない!あれどうした? 5時間経って、ようやく電話がかかってくる。なんと仲人が、3時間も横にいて話し込んだようだ。その後、2人は会話が弾み、さらに彼女を電車と徒歩で、彼女の家まで送って行ったという。

さらなる驚き!仲人って、普通15分、長くて30分で切り上げるもの。でも、これはイケるんじゃないか!さらにどんな人か聞くと、なんと私の友人の親戚の人だった。そんな近くにご縁があったなんて…!

2023年、かわいい男の子が生まれ、2人は彼女の実家の近くで暮らしている。
これも、ひとつの婚活のカタチか!と今シミジミ思っている。
いやぁー!オレも1人の世話焼きオジさんだ!いまは、そんな心境だ。

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