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日本人の起源に迫る!古代人のDNA解析からわかったこと!

ネアンデルタール人やデニソワ人と、現在人との関係も、近年の全ゲノム解析でわかってきた。これと同じことが縄文人の研究にも使えないか!そう思った研究者が多くいたようだ。国立博物館のグループ、北里大のグループ、東大理学部グループである。それぞれが、すでに発掘されていた古代人の骨(大臼歯)からDNAを採取。そして分析したことで様々なことがわかってきた。

なんと、現代日本人のDNAに12%が縄文人由来のものであるそうだ。沖縄人20%、アイヌ人は50%ほどいるという。そして、このDNAだが、東南アジアから中国大陸にいる現代に人には見つからないというから驚きだ。

ホモサピエンスは、アフリカで誕生した。この人たちが、約7万年から6万年前、大陸を離れる。これを『出アフリカ』と言う。そしてヨーロッパへ向かう人々と、海辺伝いにアジアへ向かうグループとに別れた。この時、東南アジアあたりから北上し始める人たちがいた。そして日本列島にたどり着く。これが縄文人だ。1万6千年前くらいのことだそうだ。それから3千年前まで続いたのは縄文時代である。

東北の青森にある山内丸山遺跡。6千年前から4千2百年前まで続いた大規模集落。ここで見つかったものは、彼らがここで定住していたことを表していた。どんぐりや栗の実、魚の骨や動物の骨が多数見つかっているが、果樹や野菜を栽培している形跡があるという。集落全体で、300人くらいはいただろうか。

古代の気候は、1万6千年前は相当寒かったようだ。それが徐々に暖かくなってきて、4千年前まで続いたという。その後の寒冷化によって、この集落は滅びたと多くの研究者が見ている。

縄文人の容姿は、まず顔の彫りは深く、体つきがガッチリしてること。身長が、男で160センチ女で150センチ前後。大正や昭和の初めころの農家の人たちと同じと見ていいだろう。
また、縄文時代は食料の確保が難しい時代であった。そのため、身体に脂肪をためやすい作りだったとされている。これが、飽食の現代では、高血糖や高コレステロールになりやすい原因とみられているようだ。

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