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関東人と関西人 その違いはどうして生まれたか?

#関東人 #関西人 #雑学
#日本文化  

濱田マリ、アンミカに共通する鬱陶しい関西弁。たぶん所属事務所から積極的にやるように言われていると思うが、彼女らが出ているとその番組、観る気がおきない。関西出身の友人も、やはり鬱陶しいと言っていた。大体において関西人にたいしては好意を持っているが、露骨にやりすぎると拒否反応がでるのだと思う。本人たちは真面目にやってると思うのだが…。
不思議なのは、大阪のおばちゃんの特徴、関西弁でまくし立てるようにしゃべる!おせっかい!これはなぜか嫌ではない。お笑いの一つの形態を見ているのだろう。だから納得できるのだ。

*関西と関東、その歴史!
古代の歴史からみると、現在の関東地方というのは遠く離れた僻地というべき場所。だから、戦国時代でも国を統一しようとすれば、おのずと京や大阪からとなった。しかし、秀吉により家康が江戸の地にやってくると、まったく違うものとなる。家康は、江戸を大改造し、人の住みやすい場所に変えていった。

歴史からみれば、関西は国の初めでありその中心地である。外敵の侵入を阻む目的で、東のはずれに関所をおく。琵琶湖の北にある愛発関(あらちのせき)、関ヶ原にあった不破関(ふわのせき、そして鈴鹿関の三ヶ所である。それより西側を関西とよんだ。

江戸時代となると、江戸の城下を守るため各地に関所を置いた。東海道沿いには箱根関、中山道には碓氷関、甲州街道には小仏関といったところ。箱根は、静岡と神奈川県の県境であり、碓氷は群馬と長野の県境近くにある。ここから東側がいまの関東地方となる。

*商業町と武士の町!
江戸時代となると、政治の中心は、江戸となった。住民の多くは武士である。武士とはいまでいう官僚のようなもの。一方で、大阪は商業の町として発展していく。住民の大半は商人・町人ということだ。そこから気質や文化に違いがあらわれていく。これがいまだに関西人と関東人の違いにつながっていくようだ。

また食文化の違いも相当にでてくる。そもそも関東の土壌は、火山灰によるもの。関東ローム層では、採れる作物め限られる。また、水もミネラルのおおい硬水だ。この水は苦味も雑味もあり、料理にはあまり向かない。そのため、味付けや色付けも濃くなった。

関西のうどんでは、淡い色の汁で薄味。一方、関東では濃い色の濃い味となる。関西のうどんのつゆは、魚系の出汁と昆布だしの両方が使われるのに対し、関東のそれは鰹節などの魚系の出汁が中心となる。

*気質の違い!
関東人には、のんびりタイプ、おっとりタイプの人が多くいる。それに対し、関西人は気が短い。よく言えば、てきぱき物事をこなす!悪くいえばセッカチ。関東人にとっては、関西人は早口でまくし立てられる、そういう印象持つ人もいるようだ。

関西人はおしゃべり好き。誰とでもすぐに打ち解ける。一方、関東人は壁をつくる人が多い。なかなか人の輪に入っていけない。人とあまり話をしないというのも関東人と言える。江戸時代に、武士や職人の街だったことが影響しているのだろう。

関東人がサラリーマン志向にたいし、関西人は自営業志向といえる。これは江戸時代からの職業が作用しているのだろう。そのため、関西人にとって、いかに良いものを安く手に入れるかも重要となる。安く買ったことが自慢になるのだ。

*言葉の違い!
ハンバーグショップのマクドナルド。関東では「マック」と言うが、関西では「マクド」である。マクドナルドの英語表記からMacと関東ではいうが、関西ではそのまま縮めて言うだけだ。また、「肉まん」と「豚まん」の違い。関東では肉といえば豚、一方関西では肉は牛肉の事となる。そのため「豚まん」と呼ばなくてはいけない。

それはカレーライスでもはっきりする。関東ではカレーと言えば、肉はほぼ豚肉である。それが関西では必ず牛肉なのだ。関東人が関西人を家に呼んで、カレーを振る舞うようなときには気をつけたほうがいい。肉は豚になるけど大丈夫かと…。

生魚薄く切って盛りつける料理。関東では「刺身」、関西では「お造り」と言う。室町時代までは、関東関西を問わず「切り身」と言っていたのだが、関西ではこれでは縁起が悪いとして「作り身」という言葉ができ、それが「お造り」となった。

まとめ
関西人は面白い人が多いと、関東人は思っているが、それは間違いのようだ。面白いのは大阪人だけ。関西には二府五県あるが、これは大阪だけの話である。それでも関西人というと、何か「いいネタ」を話してくれると期待してしまう。

自分では最近、関西人に似てきたと思っている。やたらと話し好きになり、安いものを手に入れると自慢したくなるからだ。自分の親族のどこかに関西人がいたのかもしれないと最近は思っている。

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