10年目教員の仕事スタンス

・保護者対応は攻めの姿勢で行く。怒っている保護者には、一緒に怒る。

 別に喧嘩をふっかけるというわけではなくて、例えば、なにか伝えたいことがありそうだなって思ったら、向こうから電話来る前にこちらから電話しちゃう。なんか、怒って学校に電話してくる保護者がいたら、事情を聞いて、一緒にその現象について怒る。言い訳とか自己援護とかしない。本当にそのとおりですよね!なんでそうならないんでしょうね。不安ですよね。怒っちゃいますよね、って。
 所詮他人事ってまさにそのとおり。結局他人事なんです。

・ボールはキープしない。
 仕事を振られたら、みんなに細切れにして渡す。自分がずっとボール持ってたら、ゲームは滞るし、敵が群がってきちゃうもの。受け取ったボールはすぐに判断して、むしろ受け取る前から、来そうだなって思ったら、次に渡す人を考えておいて即パスする。もしくはリターンする。
 もちろん、10年目になると、コート全体を見渡す力もついてくるから、あの人には任せられるなとか、あの人は受け取らずにミスしそうとかも分かってくる。
円滑にゲームを進めるためには、ボールはキープしない。

・生徒にはとりあえず任せてみる。でも、責任は大人がとる。
 今どき、パソコンの扱いも、人の扱いも生徒のほうがうまいってこともありますからね。授業中にパソコントラブルがあったら、別の先生を呼ぶなんてナンセンス。職員室にいる数人の先生よりも、教室にいる40人の生徒のほうが即戦力。なんか困ったときにも、生徒の方が柔軟なアイディアを出して進めてくれることもある。
 私は困ったときには生徒ファースト。とりあえず、生徒に聞いたり頼んだりする。それでも解決しないことはまぁ、大人に言っても解決しない。生徒が分からないで、親に聞いて答えてくれることとかだってあるし、生徒のバックランドだって上手に活用させていただく。だって「人財」だもの。

・スキマ時間こそ、集中力アップ
 生徒が朝読書をしている時間。めちゃくちゃ黄金時間だと思います。生徒と一緒に読書をしましょうって言われることも多いけれど、生徒の読書の邪魔にならない程度に、予定帳チェックしたり、課題チェックしたり、今日の予定確認したりしています。
 提案資料の読み込みとかもね。
 あとは、教室整備とか、剥がれかけた掲示物の補修とかも、授業時間に生徒がプリント書いていたり、ワーク解いていたり、そんな3分くらいの空白があればやっちゃいます。机間指導だってもちろん大切ですが、気づいたときに気づいたことをするのは大事です。

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