見出し画像

逆境を恐れるな

逆境を恐れるヤツが多い。
言い方を変えると、困難だとわかっていることに挑戦するヤツが少ない。
もっと露骨に言えば、困難だとわかっていることから逃げるヤツが多い。

常識的に考えても不可能としか思えないミッションを与えられたり、圧倒的な権力者に理不尽な要求をされたり。

逆境なんて無いに越したことはない。

否!

逆境こそが自分を成長させる。
逆境が大きければ大きいほど、成長の度合いも大きくなる。


以下は私の経験だ。


【敵の本拠地で商売敵の客を奪い取る】
誰もが無理と思った。経営陣も私が潰れることを前提に、次の手を考えていた。

それまで常識外れと思われた方法が的中。
見事にシェアを奪った。
3年で商売敵のシェアは90%から40%程度まで下がった。
便乗した別の商売敵も少しのシェアを取ったが、こちらは0%から30%。
そこからは順調にシェアを伸ばしていった。

【田舎の営業所が最大都会の営業所の売上を抜いた】
あり得ない。
こちらの営業マンは4人。あちらは15人。
あり得ないことをやろうとしたら、常識的なことなんてやってられない。
当時は非常識且つ会社の中では禁止行為。
ルール違反をやろうとしたら、代表の特例承認が必要。
1年間限定で承認をもらった。
ドンピシャ当たった。

それまで営業マン一人当たり粗利500万円/月、がせいぜい。
2000万円にしてやった。

他の営業所がこぞって真似し始めた。
その方法がスタンダードになった。

会社としちゃ、出世させねばならないわな。

【会社の命令で契約を切った取引先に、3年後、再契約をしに行った】
理由は諸々あるのだが、切りに行ったときにはそりゃ揉めましたわな。
それを数年で覆し、再度契約をこちらから申し出なきゃいかん。それはそれは大変でしたよ。
そもそも、私の立場で行く話じゃない。しかし及び腰の上司の変わりに行かざるを得なかった。
でもね、契約を切りにいくまでの私を十分に知ってくれていたお陰で、私がそうさせているのではなく、会社がそうさせていると理解してくれていた。
その時の揉め事は、それまでの真摯さでなんとかなっちゃうってこと。
まあ失敗してたら、南の島の出張所辺りに飛ばされてたんだろうけどね。


命がとられるわけでもない仕事。
失敗を恐れて逃げることは簡単。
失敗を恐れて逃げて出世できるならすればいい。
失敗を恐れず立ち向かって力を付けたヤツには勝てない。

失敗を恐れず立ち向かった結果、失敗したとしても力はついているから心配するな。
次のチャンスを待てばいい。

ぐうの音もでないほどの実績を出せば、嫌でもチャンスは廻ってくる。

そしてまた失敗を恐れず立ち向かえばいい。
一緒に困難に立ち向かってくれる仲間は、失敗を恐れず立ち向かっていれば勝手にできるからさ。

逆境は恐れず、立ち向かえばいい。


きっと楽しいから。
必ず将来、いい思い出として語れるから。


多分ね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?