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私は運がいいのである

もちろんその時々で努力はしている。

が、かなり運がいい。と思う。

高校を卒業し就職。ちょっと特殊な製造業。
彼女ができ、結婚を視野にいれたとき、この会社じゃダメだ、と思い転職をした。

第一の運

従業員番号18番。会社ができて18人目の入社。退職者もいて、入社時点の従業員15人。6期目の入社。
地方のちっぽけなソフトウェアのメーカー。
営業も、業界も、パソコンも初めての私。いろいろ割愛。
すぐにトップ営業になる。
同時に会社は急成長。6年かけて500本の販売だった商品が、私の入社後11ヶ月で2000本達成。
あれよあれよという間に、JASDAQ上場。
実力以上の成果を出してしまい、上場企業の上級管理職になったのは29歳のとき。
必死に働き、40歳で燃え尽き症候群。

第二の運

燃え尽き症候群で、だらだらとお偉いさん仕事をしていて、このままじゃダメだと思いつつも、ただ出張をして地方を楽しむ。
すると、なんとヘッドハンティングの話がきた。いろいろ割愛。
飛び付いた。
ひとつの事業を任された。面白い!
前職の人脈でみるみる成果も出た。
新規事業を任された。全くの未開拓マーケット。これが面白い!
ド赤字事業を任された。とてつもなく面白い。
成果は出たものの、役員との意見の食い違いにより、後先考えずに退職。

第三の運

起業した。1年は預金を食い潰す覚悟をした。なんの準備もなく起業するアホゥだ。
まずは前職の顧客に挨拶回りをした。
挨拶回りをしているとき、ある田舎の地方の法人の社長が、経営に困っていると相談された。前社長が急病に倒れ、役所勤めの部長が突然社長を依頼され、受けたはいいが社員の反発などで運営がうまく行かないと。
社員研修の名目でコンサルに入ることに。しかし、交通費だけでもかなりの出費になる。
すると、なにかの助成金の対象になるとのことで、こちらが思っている金額の倍額を提示してくれ、しかも前金で一括払いしてくれることに。
この資金のお陰で、活動費も宣伝費もすぐに捻出できた。
その後、数年間のお付き合いになった。

第四の運

異業種交流会、同業種交流会で知り合った方から、突然連絡がきて、あれよあれよとコンサルの依頼。
そんなことをしていると、NPOの理事の話、社団の理事の話が舞い込んでくる。
大きな収入にはならないが、顔と名前が知らぬ間に売れていった。
これが本業への呼び水にもなった。

第五の運

起業を夢見る若者との出会い。
あれこれと手弁当でアドバイスをし、起業後にコンサルに入ることにしていたのだが、いつの間にか役員に入ることになった。
設立の仕方、お金の借り方、事業計画の作り方などなど。アドバイスするだけで動くのは社長。私は専務。

第六の運

難病になり、仕事も以前のようにはできなくなった。収入への不安が募る。
コロナでコンサルの仕事もなくなった。
そんなとき、事業承継の相談があり、承継というよりは組織運営と人事考課と業績の相談。
月の稼働日は4日間。
月額の費用を少し多めに出してみた。
即決。
セーブしながらもそこそこ稼いでいる←イマココ

大事な転機で運に恵まれている。

しかし、この運を運んできているのは、すべて『絶え間ない努力』と『人との関係』だ。

運は勝手に近寄ってこない。
絶え間なく努力をして、人との関係を大切にしている人にひっそりと近付いてくる。
それを見逃すことなく掴み取れるかどうかだ。


知らんけど。

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