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なにをバカなことを言ってるの

10個ある仕事を5つは確実にこなす。 あとは遅れたり忘れていたり品質が悪かったり。
そんな管理職と経営者の間での一幕。

新たな人事異動を経営幹部の中で話し合いをし、結論を出した。
その結論が気に入らなかったのだろう。
なぜもっと早く管理職の会議の中でその話をしてくれなかったのか、と不満を漏らす。
経営者からはナイーブな人事の話だったので、経営会議の中でそれを決め、管理職たちには後で伝えるという気持ちだったと伝えた。

ナイーブな話でも大事な人事の話なので自分たちにも話して欲しかった。
話せないということは我々を 信頼していないということではないのか、とご立腹の様子。

経営者からこのような言葉が出た。

え?信頼してないよ。信頼できるほどの仕事、やってないじゃない。
そもそも信頼というのは過去におこなってきた信用の積み重ねで、未来に向けた信頼という形になる。
普段から仕事をしていて、いくつもの ミッションをこなしてはいるが、いくつものミッションを忘れたり、品質が悪かったりしていたら信頼の積み重ねには繋がらない。
一生懸命仕事をしたら信頼につながるのかといえばそうではない。
確実に一つ一つ与えられたミッションを十分にこなし、成果を出すことが信用の積み重ねになる。
その信用の積み重ねがないのに、大切な話を秘密にされると信頼されていないと腹を立てる。
そもそもあなたのことは信頼に値する人材であるとは判断していない。
自分自身の仕事の進め方、やり方、成果、そういった一つ一つのことを考えて、信用を勝ち取っているのかということを考えてもらいたい。


繰り返しになるが信頼というものは信用の積み重ねの上に成り立つものであって、決して無条件に信頼するものではない。


信頼されていない?そう思ったのなら、自分の信用の積み重ねがどれくらいなのかを客観的に考えて欲しい。


大切なことを言っておくけどさ、100% 仕事をやり遂げる、なんていうことは 評価するに値はするが、そうたいして信用の積み重ねにはならない。

仮にミッションを100%こなせたとしたら、いい仕事をしたと評価はしてやるだやろう。
でもミッションを120%こなしたやつが隣にいたらどうだろう。

仕事はやって当たり前。

与えられた役割以上のことをやるから 信用が積み重なり、そして信頼へと繋がっていく。

そんなこともわからずに上級の役職をもらえたこと自体が奇跡なんだ。

自分の仕事を自分なりに客観的に評価できる能力というものを身につけられるよう頑張ってほしい。



知らんけど。

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