親の介護のコツは

私も少なからず介護の世界に身を置くものとして思うことがある。
そして、私の最も尊敬する主任ケアマネで、現在は施設ケアマネをしている方も同じことを言っていた。

親の介護

できる限り自分でやりたいという気持ちはわかる。
しかし、身体介護などを行うのであればいいが、認知症介護となると、少し話は変わってくる。
また、身体介護であっても、親と子供の関係から、無遠慮な要求で子供が疲弊することもある。

特に子供の立場から見たときに、元気だった頃の親をよく知っていることから、理不尽な要求や、できていたことができなくなったことに対して、苛立ちが募ってくる。

赤の他人であれば、聞き流しつつ、必要な支援ができたりするのだが、それが親となるとそうも行かない。
怒りの感情を抑える容量が違うからだ。

また、介護に携わっている方ならまだしも、介護素人であれば、認知症の特性への理解も乏しく、言い合うことに意味がないことを延々と言い合ってしまうことも起こってくる。

親の介護はプロに任せよう。

もちろん、やれることはやる、ということは大前提だ。
無理に自分でやろうとしない。助けてもらえることや、使える制度はフルに使う。
これが肝要だ。

下手な使命感で、間違った介護を長くおこなったせいで、認知症の悪化、ADLの低下を引き起こし、最悪の場合、どうしようもなくなって施設に預ける。施設職員もいきなり重度の認知症のでADLの低下した利用者を介護することになるし、子供としても相当な疲弊と罪悪感に苛まれることになる。

その道のプロは頼りになる。


そんな感じ。

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