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おばあちゃん、歳をごまかす。

前回の記事にスキをつけていただいたりコメントをいただいたり、たくさんの方に読んでいただいてありがとうございます。
おすすめしてくださったり、初めてサポートというものまでいただき恐縮しています。
とても嬉しかったです。ありがとうございます。

少しの間、おばあちゃんを思い出すお話しを。

先日、町内の方が
「お母さん亡くなったんだね。子供会でお世話になって…年も同じ昭和17年生まれで。」

「いえ、うちは昭和9年です…」

「あれっ?○○君、高校生の時にバイクで事故された…」

「はい、でも…」

「娘さん亡くされたよね?」

間違えない、うちのお母さんだけど…

あ〜‼︎
そういえばお母さん、しょっちゅう年をサバよんでた!
町内の人にまで、しかも8歳も(笑)


お仏壇に手を合わせると、そこには一昨年亡くなった私の弟がいます。
両親を子どもの時に亡くし、ずっと寝たきりだった弟が亡くなった時は身内が私しかおらず、早めに永代供養をと思っていました。

弟の位牌とお骨を持って帰るとおばあちゃんが
「慌ててやらんでも、うちの仏壇にいっしょに入れときゃいいじゃん。今までいっしょにおれんかったんだで、姉ちゃんともいられるし、毎月おじいさんの月命日にはお経もあげてもらえるし。」

「でも、それはちょっと…」

「なんで?別にくるみの弟がもっといいものお供えしてとか言うわけでもないし、余分にお金がかかるわけでもないし、いいじゃん。入れときゃ、入れときゃ。」

口が悪くて厳しいけど、情がとっても深いおばあちゃん、そちらで私の弟もよろしくね!

大好きなお団子、仲良く分けて食べてね。

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