【12/13追記】「がん」と「治療」を知る**
遺伝性の血液疾患「鎌状赤血球貧血症」に対応するゲノム編集技術を利用した世界初の治療が、米国で承認されたようです。
がんの治療で実施されているゲノム医療は、まだ「検査」に過ぎません。いつか「編集」という治療までできるようになると、がんに罹患しなくなる時代もやってくると期待したいです。
書籍のご紹介です。(12/14発売)
国立がん研究センター編の新刊になります。
現在の「がん治療」を正確に理解できる一冊になっていると思われます。リンク先から概要のご確認と試し読みができます。遺伝子パネル検査や臨床試験にも言及されています。発売後は、院内図書館や情報センターなどにも蔵書されるはずですので、お時間があるときに覗いてみてください。
なお、前作の『「がん」はなぜできるのか』は、「がん自体」に焦点が当てられていました。
2018年発売ということで、光免疫療法や抗体薬物複合体、遺伝子パネル検査などが保険適用になる前、免疫チェックポイント阻害薬が登場し始めた頃の書籍です。しかし、患者さんやご家族でもなかなか理解が難しい「再発と転移」の理解には特におすすめ!という記憶があります。
学会のご紹介です。(1/22締切)
日本臨床腫瘍学会の学術集会が、2024年2月22日(木)から24日まで三日間開催されます。それに合わせる形で、患者・家族、一般の方々にむけた特別プログラム「ペイシェント・アドボケイト・プログラム(PAP)」も同期間開催されます。
・参加費:千円。
・締切:2024年1月22日(月)正午まで。
※締切までにお申込みをされると、後日オンデマンドでの聴講(3月1日〜29日)も可能です。
なお、WEB参加ではなく、現地に乗り込みたい方には「旅費助成」(トラベルグラント)もあります。お住まいの地域によって、助成金額は異なります。トラベルグラントには、課題もあります!
・会場:名古屋国際会議場。・締切:2023年12月11日(月)午前9時まで。
※もっと早くお知らせするべきでした。。
※自費で現地参加は可能です。
*
イメージとしては『ジャパンキャンサーフォーラム』『血液がんフォーラム』ですが、今回のPAPについては、がん種別の講演はありません。
「ランチョン」セミナーという聞き慣れない言葉もありますが、お昼を食べながら聴講できる気軽なセミナーです。現地では、セミナー協賛の製薬会社による豪華な!?お弁当も支給されると思われます。
↑過去の『ジャパンキャンサーフォーラム』『血液がんフォーラム』をまとめたチャンネルです。
さいごに
ハードルの高さとしては、
患者・市民パネル>トラベルグラント@PAP>WEB・オンライン@PAP>新刊
の順だと思われます。
ぜひ、ご検討ください!
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