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事の推移

(過去日記覚え書き)

早朝、ホームより電話あり。

父が二度目の脱走図ったとのこと。

四年前の脳出血により、高次脳機能障害を発症した父は、

本来の性格に加え、時に、本来の父ではない無謀な(思考欠落した)行動を

起こす。

四年間の経緯:救急搬送>命取りとめ>リハビリ病院にて三ヶ月>後、帰宅、デイケア、

訪問看護、ヘルパーさんの体制で二年間>母の認知症悪化したため、現在、両親ともに

介護老人施設に入所。

過去の脱走時には、スタッフさんが気付き、園内の敷地で捕まる。事なきを得た。

今朝は、園の外に出て、道路の側溝に顔を突っ込み倒れていたところをスタッフさんが

気付き、救出。(今朝かどうかも不明・朝食時に居ない父を探し発見、わたしに連絡したのが、今朝)

医師の検査結果:擦過傷のみで、骨折他、重篤な点は見当たらないとのこと。

がー「次に脱走すれば、退所願います」

医師及び看護師長さん、介護主任さん、ケアマネさんの通達。

疑問:ホームの扉は体重を察知すれば開くという自動扉ではない。

車椅子に乗り立つことも出来ない父に

どうして、上方にある自動のボタン(箇所)を押すことが出来たのか?

前は、見舞い客に混じり紛れて通り抜けたようだ。

今回は早朝でもあり、その可能性低し。(消灯後~深夜~今朝)

スタッフさんは土日祭日は手薄で監視に目が行き届かないこと、理解しているが、

仮に命に関わる事態になっていれば、対応が違ったのか?

今日の面談にて、管理不足の謝罪はなく、彼らはただ憤り、持て余し、怒りを

わたしにぶつけた。

命に別状はなかったこと、救いであるが、何とも拭いきれない疑念、覚える。

確かに問題児たる父にのみ、かかりつけという事は期待出来ないし、皆さんの忙しさも

十分に分かっている。

が、わたしの居ない間に、父が起こした事件、結果的に擦過傷で済んだとは言え、

三度目は無い、という通達はあまりに酷いではないか。

病院が隣接、治療看護可能という点で、特労ではなく、この施設を選び入所させたのだ。

スタッフさん、栄養士さん、他、工夫や我慢、多々、してくださっていることへの感謝は

ある。我が父ながら、傲慢な物言い、我侭、適応性の無さ、知っている。

が、車椅子ごと転倒したのだ。見逃し、園外で発見されるまで、どの程度、時間が経過していたのか?

今回のような場合、施設側は強制退所を選択する権利有するのか?

権利云々といわずも、脳の半分を損傷した父の行動を受け入れた時点で、

十分に在り得る事態だと想定可能ではなかったか。

感情封印し、こうした時、本人以外の保護責任者(=わたし)は、施設の要請を了承するしかないのか。

「側溝に水が溜まっていたら、そのまま窒息していたかもですよ!」・・と、声荒げて

言われなければならないのか。

父が仮にそのまま側溝に顔浸けて冷たくなっていたならば、と想像すれば

腸煮えくり返るのだ。

●安全管理面、施設は再考すべきではないのか。

父が脱出し怪我したことを責めるより、園側のミスを、脱出させ怪我させたことを

認め、今度起きないよう考えるべきではないのか。

過去の件鑑み、扉の付近にスタッフ配置、或いは、父が目を盗み夜中に

抜け出さないよう、眠剤使用だって構わない。

「靴べらでも使い、片手で上のほうの自動を押したんじゃないですか!?」

はぁ?・・・何だ、その不貞腐れた言い様は!

いや、どう行なったか、ではなく、問題は、

●”要介護4の、半身麻痺の高次脳機能障害たる父”を、あなたがたは、見過ごし、命を失うことになったかもしれぬ事故を招いたのだ。

幸いにも、擦過傷で済んだという話だ。

間違っているのだろうか。

わたしの怒りと疑念は。。

「包帯巻けば治癒遅れるから、見た目酷いけど、そのままにしますよ。治療は

しています。」

日曜日に出勤させて、すみません。ご迷惑おかけしました。夜、父は目を醒ましませんでしょうか。どうぞ、宜しくお願い致します。

・・・詫びより、夜しっかり看視して下さい!が本音でありました。


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