センチメンタル
老いた男にはほろ苦い味と切ない香り
若き男には伸びやかに真っ直ぐと
伸びた青竹の味がする
しなやかなる手足、先を見ぬ無謀さ、それゆえの
熱情、
視線に乙女の如く恥らうということの
驚愕・
残滓たりしこの煌めきは
わたしを艶めかせ
生きよ、と告げる
悲しい目をしてるね
どうして
だって切ないから
どこに行く
あなたの行きたいところを教えて
どこだって
行きたいところなんてありゃしないのよ
ただ傍に居て
ひと時の夢を
刹那の喜びを
嗚呼
秋はいい
妄想・夢想・思い出・記憶
言葉・表情・声・仕草・匂い
芳しいソレラに包まれて
それでも伏し目がちなのは
何故だろう