過敏性腸症候群(仮)の次男が通信制高校3年生になった話  その4  専門学校じゃダメなの? 編

先日、次男が興味があるという大学の
オープンキャンパス(略してオーキャン)に行ってきました。
娘の頃はそれほどメジャーでもなかった気がしますが、
今や総合選抜型、指定校推薦、など、
青田刈りが増加する傾向で、
いかに興味を持ってもらえるか、
いかに志望校として決定してもらうか、
各大学、生き残りをかけて必死な気もします。

1回目のオーキャンの時、私は、ちょうど次男とあまりいい関係でもなかったので、あっそ、行ってくれば、みたいな感じだったのが、
今回、それではいけない、こちらが興味を持ったり、関心を持っている態度を見せねば、と、参加することにしました。

大学は都心のど真ん中にありました。
読書好きな母は、文藝春秋のビルを見て興奮気味。
角角に青い揃いのTシャツを着た学生が立っており、
こちらですよと教えてくれます。
炎天下、ちゃんと水分とってね!

学科の先生の紹介が終わったら、分科会で、
各ゼミの学生が発表を行ったり、
実際の実習を体験させてくれたりする。
次男が興味のある分野の発表は一つだったので、
1つだけ見て、あとは個別相談で入試のことを聞きにいくという。

他の方々は、2つ見るので、個別相談はまだ準備ができておらず、
係の学生さんが私でよければ、と話をしてくれました。
次男が聞くのは主に受験の話、
私が聞くのは、主に就職の話、

今時の女の子!という感じで、
でも、とてもハキハキとわかりやすく話してくれたので、
大変好印象でした。


次男は、演劇などに興味があり、
その裏側、表側含めて幅広く勉強できる大学なのだそうだが、
先生が冒頭に、専門学校と迷っている方が多いと思います、と話していて、
実際、カリキュラムを見ると、5教科は、英語だけ、
あとは、概論等の座学はあるが、基本実習が中心。
パソコン関係の授業もあるので、
何かしら資格等もがんばれば取れるかもしれない。

都心にあるのは、一つの学科だけで、あとは、隣の県に広いキャンパスがあるらしい。卒入学式はそちらで行うとのことでした。
グラウンドや体育館なども含め、素敵なところなので一度行ってみてほしいと言われたが、話を聞いた学生さんも入学式以来だそう。

総合大学で色々な人に出会って、
色々な考え、学問に出会えたと自負している高学歴母は、
単科大学で、4年もやって、メリットはなんなんだろう?
と考えてしまう。
先生も、専門と迷っているでしょう、と言っていたし、
多分、学ぶことは同じようなことなのだろうと思われます。
ただ、4年という期間が重要なのか。

早く金を稼ぎたい人は専門、高卒という道もある、
ゆっくりでいいし、家に余裕もある、という人は大学でもいい、
単に、環境の違いによる選択肢の違いということかしら。

次男は、ここがダメなら、もう就職すると言ってます。
専門は?というと忙しいらしいから嫌だ、と。
じゃあ、せめて同じことができる現場の仕事に就けばと言えば、
どうせブラックな職場だろうから嫌だ、と言います。

なんでしょう、この反応されてしまうと、
親が出す4年間の、決して安くない学費は、
彼の平和な時間を買うようなものなのでしょうか。

複雑でした。
オーキャンに参加する親子に、
あなたは、こんなモラトリアムなぼんやりした時間を過ごす子供のために、
年間160万も出すんですか、本当に?
月々13万ほどですか。
これ、ちゃんと元がとれるくらいの就職を世話してもらえるんですかね?
どう思います?そこの父母でいらっしゃってるあなた!?
さぞや稼いでらっしゃるんでしょうね!!

母は、来月から、少し働く日を増やし、
少しお給料が増えます。
でも、焼け石に水ですな。
いやいや、今が1番お金が出ていくんですよね、
子供達が巣立ったあと、別に何も残らなくていいんですよ。
本当に。

もう、正直、死んでいい。(もちろん苦しまずに)
孫とかどうでもいいし、
どこ行きたい、何食べたいとか別にないし。
病気になっても、3割負担の治療だけで充分。
痛くても辛くても、先がなくても、別に。
このまま生活が続けば、貧困にはならなさそうだし、
家は一応あるし。
だから、次男卒業後に、草一本生えないとしても、
特に困らない。
(とはいえ老眼やあちこちの痛みや衰えには、全力で抗ってはいるが)

そうか、そうだな、やっぱり、
次男がごきげんなら、もういっか。
とりあえず、通信の学費を払うこともいまだにネチネチ言ってくる、
門限や、お昼代なんかのルールも思い出しては文句を言うような
都合悪いことはすぐに自分の都合の良いように改竄しようとする
自民党的思考を持つ次男への対策として、
できるだけ、わかりやすく、(自分でも忘れてしまうので)
できれば文章化して、
色々な件について今からお約束を決めて紙ベースで残しておかなければ!!と決意を新たにするものであります。

こういう決意も、こういう形でもあれ、残しておけば、
自分でも頭が整理されたり、冷静に次男に対応できたりするかと思うので、
あらためてnoteって、この一連の次男の件については、
大きい存在だなと思います。

次男が通信制に通っていることは、
もう大体のママ友には伝わりましたが、
かといって受験生のいる夏休みの話は、全く合わないので、
なかなかストレスが溜まります。
あー、ありがたい文章化ツール!

さて、7月も終わります。
暑さに負けず、次男の横柄な態度にも負けず、
良い夏になりますように。

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