過敏性腸症候群(仮)の次男が通信制高校に通うようになってからの話⑩ すったもんだの先に編

途中風邪でお休みしたりしつつ、
受験生としての通学お試し期間が2週間を迎える
その頃母は、別の通信制高校の資料を集め、電話で話を聞いたりしていた。
暇なのか、母・・・
やっぱり子供3人いた頃の方がちょうど良かったのか・・・

機嫌が良い時に、次男と話をすると、
余計なこと言っちゃって、大抵怒らせる。
どうせお母さんは、今の通信やめさせたいんでしょ!
と言って自室に行ってしまう。

だって、君、サインって何?って同級生に聞く子が、
映像授業だけで大学受験に立ち向かえると思えないじゃん
あそこの先生がどれだけ大学受験の面倒見てくれるか不安しかないじゃん
あと1週間でやめさせられるかどうか決まる、ってだけで今週だけ毎日通ったって全然説得力ないからね?

もう少し、受験に強い通信に変えようよ、
マンツーマンでちゃんと見てくれるようなとこもあるよ?
(同じ学費程度で!)
これからスクーリングで友達できるの期待するなら、
春からの授業やスクーリングで出来ても同じでしょ?

あー、
これ書いてて、そりゃー耳に蓋されるわなーって気分になってきた・・・
正論で論破していうこと聞かせようなんて
この人に効果的な方法じゃないって
今まで何度も思い知らされているっていうのに!

どうやら、彼の最上位タスクは、この学校に残ること、のようだ。

仕方ない、では、あとは学校の問題をクリアしよう、
先生にモンペらしく、長いメールを送る。
子供はこのままそちらに通いたいそうです、
後の不安は、そちらの対応です。
この先受験でどれくらい面倒見てもらえるんでしょうか、
春、夏休みも塾がわりにちゃんと登校していいんですか?
こまめに進捗状況見てお尻叩いてくれるんですか?

帰ってきた返事は、進路担当と3人で面談しましょうと。
学費の納入は本部と掛け合って延期してもらいました。

というわけで乗り込むことになったのですが・・・

学校の行事などの関係で登校せず、
4連休の次男は、この休みも映像授業は進めてね♪という
母のプレッシャーもはねのけ、ゲーム三昧。
やっぱオレ学校行かないとやらねーわー、
から、
オレもう就職でいーかなーって傾いてきてる、

またか・・・
目先の楽さに、もう負けたか。
半ば、がっかりし、やっぱりなと、
飽きっぽい次男が、1年以上先の受験に向けて
地道に映像授業を1から受けて大望を果たそうなんて、
やっぱり夢のまた夢だった・・・

いや、これは馬鹿にしてるのでも、罵っているのでもなく、
本当に、彼はそういう人だったってこと
今回、結構長く受験にこだわって、何度も自分で公言してたから、
もう歳も歳だし、そろそろたまには自分で言ったこと実現しようとするかしら?なんて思ったんだけど、
やっぱり、末っ子、ゲーマー、インドア、お気楽、楽観的、飽きっぽい、先延ばしグセ、などなど、客観的に見ても長続きする要素はあまり無かったと言っていい、よね?

もう一つ言うなら、やっぱり、公立の全日制をやめるってのは、
本当に最後の手段にしといた方がいいってことだ。
性格にもよると思うが、次男にとっては、凧の糸を切る行為だった。
もうなんの足かせもないに等しいのだ。

母は、昭和の人間的思考癖で、努力して受験してまぁまぁの大学行って、
なんとか就職して普通に稼いでくれれば、って思ってしまうんだけど、
そんな「普通」はもう普通ではなくなってきつつあるわけだし、
こだわらなくてもいっかって、強がりでもなくそう思う時もある。

はーーーーーーー、
気持ちばっかりバタバタで
母さんばっかり学校の先生と真剣にやりとりして、
なんだか喪失感、無力感、虚無感。
受験もせずに、通信制で勉強も大変じゃないし、
また来年の3月までゲーム三昧の次男の背中を見続けるのかー、
複雑ーーーーー、

努力は嫌い、地道は苦手、嫌なことは嫌、
そんなこんなで高卒の次男は、
一体どんな職につくんだろう?
想像もつかない。

とりあえず、また電話しますって言ってた他の通信制高校からの電話にお断りの返答しなきゃな。
どんな子も徹底サポート、カウンセリングしながら合格まで!なんていう学校で次男がどう頑張っていくのか、結構見たかったんだけど。
(この人のやる気ってどうやったら引き出せるのか、プロの手腕を見学したかった。塾にはそんなお金出せないが、どうせ学費として出す金額が変わらないならそういうところが良かったな・・・子供を実験台に使うなって?)

で、
母がまずしたことは、
「高卒 就職」
「高卒 就職 資格」
「高卒 公務員」
で検索!!

これって前向き!?
懲りてない!?
ははは、どうしょうもなく、結局母親なのであった。

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