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物語を読んで、心が震える瞬間

何かを読むということは、目の前にある言葉たちが、自分に向けて語りかけてきてくれているということ。
語りかけられた言葉が自分に刺さるかどうかは、その時の自分の考えだったり、体調だったり、今まで生きてきた積み重ねによる思考に引っ張られる部分が多いと思っています。
心に刺さらなければただの文字列で、それを追いかけることが義務のように感じてしまいます。
つまらない物語というのはどこにもなく、ただ、その時の自分には、必要なことではなかったというだけなのかと思っています。

ただ、稀に、物語を読むことによって、とても心を揺さぶられることがあるというのも真実です。
胸が掴まれたかのようにきゅうっと締め付けられ、体の一部が震えるような感覚に巡り会います。
物語に感情移入している時だったり、投げかけられた言葉に救われたり、場面は様々です。
ただ、共通するのは、その時の自分にとって、その感情がとても大事なことだということです。

物語のキャラクターに感情移入して、自分も頑張ろうと思える。
投げかけられた言葉のおかげで、心を折らずに前へ進むことができる。
ちょっとした気づきが、世界を変える第一歩になる。

だから、私は本を読むんだと思います。
自分に合う本に出会えるのは数十冊に一冊、いや、数百冊に一冊かもしれないです。
でも、その一冊に出会うためには、たくさんのものに触れて、見つけなければなりません。
大変でも近道はなく、一歩一歩踏みしてめ、進んで行くのです。

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