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素麺が好き

豆腐も好き。セロリもレバーも美味しい。
これらは子供の頃、あまり好きではなかったものばかり。
なんなら素麺と豆腐は、あっさりしすぎて味気ないと感じていたし、セロリとレバーは味も食感も苦手でした。

でも大人になって、気がついたら食べれるようになっていました。
そしていつの間にか美味しいと感じるようになっていました。

味覚は変化していきます。
大人になるほど好き嫌いが激しくなる人と、ならない人の差はなんだろう?と考えます。
私は専ら後者です。
友人の話を聞くと、年々好き嫌いが酷くなり、食べれないものが増えていくと言います。
歳を重ねて、こだわりが強くなっていくという事なのでしょうか?

私は子供の頃は好き嫌いが多すぎて、給食の大半を残す児童でした。
所謂人気メニューの揚げパンとかも好きでは無く、サラダにフルーツが入っているのも、アーモンドチーズも、冷凍みかんも残していました。
ちゃんと食べるのは白米くらい。
まぁ、よくそれで大きくなれたなとは思うのですが、なんとかなるものです。
そして食べれなかったものも、いつしか食べれるようになるものです。

ただ、食べなかったものを最初に食べるようになる瞬間は勇気がいりました。
大人になればなるほど、食べるものは自分の好きなように選択できます。

私がなんでも食べるようになったのは、推しがいろんなものを食べているからでした。
推しが食べたものを食べたい。
コラボなどがあれば、好き嫌いなど考えず推しのものを選択する。
それを繰り返しているうちに、食わず嫌いだったものに気づき、そのあと味覚も変わっていきました。

推しに出会わなければ、今でも私は偏食だったかもしれません。
たくさんの世界を拡げてくれた推しに感謝と共に、今日も好きの気持ちを募らせました。

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