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余興案・エチュード「ランダム洋楽シチュエーションドラマ」

先週にnoteで「乗り切れ!」という題目で脚本の下書きをアップロードしたが、そこで思いついたアイデアが個人的に気に入ってしまったため、新しいエチュードとしてここに提案しようと思う。(新しいとは言ってもタモリ倶楽部の「空耳アワー」やハナモゲラ語の影響を多大には受けているだが。)

ちなみに「乗り切れ!」のあらすじは、英語が話せると見栄を張ったサラリーマンが、部長から部下に外国人をあてがわれてしまう。恥をかかないようにするために、一夜漬けで英語の洋楽をたくさん聴き、その歌詞を出鱈目に喋るというコメディである。

この「洋楽の歌詞をそれっぽく会話で喋るだけ」という設定が個人的には好きだ。そこで、このアイデアをそのまま余興やエチュードで使ってみようと思うのだ。

ここにAとBの2つの箱がある。

Aにはみんなが知っているような洋楽のタイトルと歌詞が書いてある。例えばThe Beatlesの「イエスタデイ」とか、「レットイットビー」、ベン・E・キングの「スタンドバイミー」などがわかりやすいだろう。

もう一つの箱、Bにはシチュエーションが書いてある。例えば「医療ドラマで手術中の患者が出血を起こして心肺不全に陥った」とか、「ラグビー部のずっと嫌な先輩が、試合に勝ったことがキッカケでライバル扱いしてくれるようになった」とかである。

この2つの箱から1枚ずつ紙を引き出し、その組み合わせに従ってエチュードをする。

この余興の面白い点は、全く関係ないシチュエーションで、ソレっぽく関係のない英会話がなされていることだ。
例えば戦争モノというシチュエーションを引いて、洋楽カードでQueenの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」やWham!の「ラストクリスマス」を引いたりしたら面白いと思う。

ここで重要なのは、全力でやることだ。全力で、ソレっぽくやることが重要である。表情豊かに、きちんと喉を開けて、抑揚をつけて、恥ずかしがらずにやってもらいたい。
そして、絶対にメロディや節には乗せてはいけない。

英語教育が進んでいるとはいえ、未だに日本人は、スピーディーで抑揚の強い英語を即座に理解できる人は少ない。出鱈目な洋楽の歌詞を、シチュエーションに応じてソレっぽく発するだけでも意外と誤魔化せるものである。

と、いうのをどこかで演目の間にやってみたいと思っているのだ。

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