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秘密戦隊カッパジャー 第15話

藍カッパ(ニロウ)

使命:自然と共存し、地球の調和を守ること。
個性:動物たちの声を聞き、その思いを代弁する存在。自然界の生き物たちと深い絆を持っている。
マシン:「アースタンク」強力な装甲と地面を自在に変形させる能力を持つ戦車。


エピソード1:動物愛護センター

 藍カッパは動物愛護センターで放棄された動物たちの世話をしていた。
 ある日、悪徳ペットショップが不正な取引をしているという情報を耳にした。
藍カッパ:「動物たちが苦しむのは許せない。すぐに調査しに行こう」

 藍カッパは、悪徳ペットショップに忍び込み、その不正な取引現場を目撃した。

ペットショップ経営者:「このペットたちを売り飛ばせば、大儲けだ。ペットの健康なんて知ったことじゃない」


藍カッパ:「ちょと待て! 動物は商売道具じゃないぞ!」

ペットショップ経営者:「なんだお前。部外者は引っ込んでろ!」

藍カッパ:「利益のために命を犠牲にするなんて、絶対に許せない!」

 藍カッパは、特殊な能力を使ってペットたちの声を人間に伝えることができる。
 彼は動物たちの悲鳴や願いを経営者に直接届けることで、彼の心に訴えかけた。

動物たちの声:「痛いよ、助けて…」「もうやめて…」

藍カッパ:「動物たちの声を聞け! 彼らは愛を求めているんだ。商品として扱うのは間違っている!」

 ペットショップ経営者は驚きと後悔の念に駆られ、涙を流し始めた。

ペットショップ経営者:「こんなことをしていたなんて…私は間違っていた。すぐに改心して、この動物たちを幸せにするために努力する」

藍カッパ:「あなたが本当に心を入れ替えるなら、私はあなたを信じる。これからは動物たちの幸せを第一に考えてください」

 経営者は心を入れ替え、ペットショップを動物たちの保護を重視する場所に改装し始めた。藍カッパはその様子を見守りながら、次なる使命に向かった。

エピソード2:動物飼育施設

 藍カッパは動物たちを苦しめる行為を許さず、常に彼らを守るために行動していた。
 ある日、動物たちが虐待を受けているという情報を耳にする。

藍カッパ:「動物たちを苦しめる行為は許さない!私が守る!」

 藍カッパは、動物飼育施設に忍び込み、動物たちの悲しげな姿を目の当たりにする。狭いケージに押し込められ、劣悪な環境で飼育されている動物たち…。

藍カッパ:「こんなことが許されるはずがない。この動物たちを救わなければ!」

 藍カッパはブリーダーと直接対峙し、動物福祉の重要性を説いた。

藍カッパ:「動物の命をなんだと思っている。彼らも感じる心を持っているんだぞ!」

ブリーダー:「繁殖業は厳しくてね、どうしてもコストを抑えなければならない…だって、もらい手がいないからね」

藍カッパ:「あなたの手で苦しんでいる命があるんだ!」

ブリーダー:「そんなこと言われても、こっちも商売だからね」

藍カッパ:「動物福祉を無視して利益を追求することは、あなた自身の首を絞めることになる。動物たちが健康で幸せであることが、結果的に成功に繋がるんだ」

 藍カッパは、動物たちの声をブリーダーに直接伝えることで、彼の心に訴えかける。

動物たちの声:「苦しいよ…」「もっと広い場所で自由に動き回りたい…」

 ブリーダーはその声に心を打たれ、涙を流しながら改心を決意をした。

ブリーダー:「あなたの言う通りだ。私は間違っていた。これからは動物たちのために努力し、彼らの環境を改善する」

藍カッパ:「動物たちの声を聞き、彼らを守ることが私の使命だ!」

エピソード3:行政への訴え

 藍カッパはそれだけでは満足しない。飼育施設を改善した後、彼は行政の元へ向かい、動物愛護法の法改正を強く訴えた。

藍カッパ:「ペットショップやブリーダーが動物を大量に繁殖させ、適切なケアを行わない場合があります!これに対する規制が不十分だと思います。動物を守るためには、法律を強化し、抜け道を無くす必要があります。動物たちを救うために、行政も真剣に取り組まなければなりません!」

行政担当者:「現行の法律で十分だと思いますが…」

藍カッパ:「動物虐待に対する罰則が軽すぎます! 罰金や刑罰が十分に抑止力を持たない場合、再犯の可能性が高くなります。実際に動物たちは依然として苦しんでいます!」

行政担当者:「しつこいね、君も」

 藍カッパは必死に訴える。

藍カッパ:「法改正や新たな法律の制定、取り締まりの強化など、具体的な基準がないと、悪質な飼い主やブリーダーが罰せられないケースもあるのです!」

行政担当者:「んー、法律は存在しても、実際の取り締まりや監視が十分でないため、動物の健康や福祉が軽視される。君の言うように具体的な措置が必要かもしれんね」

藍カッパ:「動物たちのために、私は戦い続けます」


 藍カッパは動物たちを守るために、行政を動かすための運動を続ける決意を固めた。

つづく

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