子どもを一言で言い表すなら
子どもを授かったと分かったら、親は願う。
「とにかく無事に産まれてきて欲しい」と。
産まれると今度は「健康に育って欲しい」思う。
乳幼児の死亡率が高く、「三歳までは神の内」
と言われてたのは、ほんの200年程前の話だ。
それが産まれて10年もすると、
賢くて優しくてイケメン美人で、スポーツも勉強も出来て、クラスの人気者で、習い事も優秀で、劇の主役で、先生に褒められて、良い友達ばかりで、お留守番して率先して宿題を終わらし、お手伝いも自ら進んでやって、10時にはサッと寝て、etc.etc.etc………。
どうやら、そんな子に育って欲しいと思うらしい。
『そんな子は竈門炭治郎くんだけ』
少なくとも平々凡々で普通程度の徳しか積んでいない私の子どもが、そんなビックリする程の人格者であるはずもない。私の子どもなのだから、私に似ているはず、普通くらいで丁度いい、とまず最初にそう思っていたら、子どもの良いところがドンドン見えてくる。
「あなたのお子様はどんな子ですか?」
そう聞かれたら、なんと答えますか?
「〇〇で△△な子です」と、1〜2個で答えなくてはいけないとしたら、どう言いますか?
「優しくて親孝行な子です」
「元気いっぱいで明るい子です」
「賢くて向上心がある子です」
何でも良い。何でもいいから、その一言で語れるそれが、その子の本当に良いところなので、もうそれだけで十分ではないでしょうか?
1個だけで良い、と言われると、なぜか次から次へと子どもの良いところが浮かんできます。1個で言い尽くせないわ、と思うでしょう。
我が家では10年の節目の年に、子どもの良いところを100個書いてプレゼントします。
一度書いてみたら、こんなに良い子に育ってくれた、と泣けてくるでしょう。
子どもを見たら、褒めるところばかりのはずです。
「あなたのお子様はどんな子ですか?」
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