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特性がある息子を帯同する海外駐在 事前準備について

 今回は我が家が、出発日までに自閉症の息子の為にどのようなスケジュールで準備を進めたかを書きたいと思います。今後、駐在を検討されている方の参考になれれば幸いです。

  我が家は主人が1年前から既にアフリカへ渡航しており、家族も帯同希望を出していました。しかしちょうどその頃から息子の特性が分かってきたところだったので帯同すべきかどうか直前まで迷いました。日本に残った場合の幼稚園入園手続き、またアフリカに行った場合の2通りの準備を進めました。
 出発まで半年という時期に、海外子女教育振興財団とCrystal Childrenの佐々木様に相談させていただきました。特に佐々木様にはとても親身にご相談にのっていただきした。またご著書から海外で発達障害児を育てるご家族の様々なケースを知ることもできました。情報収集、アドバイスのおかげで、まずアフリカについていってみよう!もし無理だったら日本に帰ってくればいいのだからと、最終的な決断をすることができました。
 また、息子は療育に通っていましたが、まだ検査、診断は受けていませんでした。渡航するに当たり診断を持つことは、飛行機に乗るときや現地の幼稚園でも役立つのではとアドバイスを受け、2月に検査を受けることにしました。私は当初、検査、診断はできるなら受けたくなかったのです。息子の特性を理解し、それに対して療育しているので充分だと思っていましたが、自閉症という診断を受ける準備がまだできていなかったのだと思います。主人と話した際、診断を受けることが息子にとってデメリットが1つもないと言われ、納得しました。実際、この診断書、検査結果の英訳がこちらでとても役立ちました。アフリカの幼稚園の面接やtherapistの面談にも持っていき、息子を理解してもらうのにとても役立ちました。英訳が得意な方はご自分でされるので問題ありませんが、そうでない方は是非、英訳をした診断書や試験内容結果をご持参すると、現地で役立つと思います。  
  また、私達が住んでいる地域の幼稚園情報は事前に入手は困難でしたが、Group withのHPなどで、国によっては支援学級がある学校のリストが載っていたと思いますので、事前に現地の学校に連絡しwaiting listに入れてもらうのがベストだと思います。
 次回は、駐在に持ってきて実際に役立ったグッズなどの情報を書けたらと思います!

2021年4月(出発まで1年)
トラベルクリニックにて、アフリカ渡航に必要な予防接種のスケジュール作成、注射を打ち始める。

2021年8月 
1)かかりつけの医師に持病(息子の場合、気管支ぜんそく、熱性けいれん、川崎病)、および薬の内容について英語表記の書類を渡航前までに準備してもらうよう依頼

2)大使館経由で現地の病院へ連絡をし、現地で薬を調達できるか確認を試みるが返信がきませんでした。

3)長女が通う予定のインターナショナルの幼稚園のウェイティングリストへ仮登録

2021年10月(出発まで半年)
1)海外子女教育振興財団オンライン相談
2) Crystal Childrenで佐々木様 オンライン相談
3)Group withで情報収集(海外の支援学級の情報などを掲載)

2021年11月 
日本に滞在する案も残っていたため、日本の幼稚園の面接を受ける。

2021年12月 
歯医者、持病のチェックアップ(うちの場合は川崎病)などの予約、受診をはじめる。
☆歯医者は虫歯があった時の場合を考慮し早めに受診

2022年1月  
駐在を決め、早めに3歳児検診を受けれるよう市役所に依頼。

2022年2月  
1)療育機関にて新版K式発達検査に受診、医師にて自閉症の診断を受ける。
その発達検査および、自閉症の診断書の英訳書を作成依頼
2)予防接種英文証明書依頼
3)療育機関に実際に行っている療育の内容、息子の得意な点、苦手な点等の報告書を依頼(日本語)
4)ポピー2年分を依頼。また、古本屋さんで絵本を大量購入。
5)3歳児検診
 
2022年4月 渡航

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