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妖怪かるた

 2歳3歳ころの息子の好きなキャラクターはパウパトロールでした。(今でも遊びます。)それから、YoutubeでAlphabet lore やNumber blockのキャラクターにはまりました。元々文字や数字が大好きでしたが、それに表情がついていてさらに大好きになったようです。最近主人に言われて改めて実感したのが、息子は「1度はまったものを飽きずにずっと好きでいることができる」ということです。Alphabet loreにはまった時は、その塗り絵を毎日3枚ずつ描くことを何か月も続けました。それがルーティーンになるのかもしれません。
 その息子が最近まではまっていたのが、妖怪です。お母さんと一緒に出てくる「妖怪しりとり」をYou tubeで見つけ、毎日聞くようになりました。ある日、自分たちで妖怪かるたを作ろうということになりました。(こちらでは日本のもの売っていませんし、日本のおもちゃの取り寄せができません。)私がYoutubeを見ながら絵を描く担当、息子が色塗りと「いっちゃんいがつく いったんもめん」といったように読む文を書く担当です。そのかるた作りをする時の息子がとても嬉しそうだったので、私も頑張って毎日5枚くらい仕上げていきました。最終的に100枚くらいになりました。笑
 息子と私で(学校がない時は娘も)一緒にかるたをする時、妖怪に詳しい息子が絶対有利なのですが、私や娘がたくさん取り始めると、泣きそうになったり怒ったりします。昔から勝ちにこだわりが強い息子です。途中で向こうの部屋いってしまい中断したり、たまに負けると叩いたりと自傷もあったので、その度に「悔しい気持ちはあっていいんだよ。でも自分や他の人は叩かないよ。」等の声掛けをしました。しかし私も余裕がない時は毎回怒ってしまう息子に苛立ってしまい、はじめは楽しい時間だった妖怪かるたの時間が次第に、私の中で憂鬱な時間になってしまったのです。
 夏休みに1週間の旅行に出かけた際、妖怪かるたを1度もしませんでした。それに慣れたのか、家に帰宅後も息子から「妖怪かるたをしよう!」と誘われなくなりました。妖怪かるたの時間が少し憂鬱になってた私ですが、かるたで遊ばなくなって1か月、机の隅におかれた妖怪かるたの箱を見ると、なんだか懐かしい、そして少し寂しい気持ちになるのです。今でも幼稚園からの帰り道によく妖怪しりとりをしますが、私もかなりの妖怪の名前を覚えていて、自分でもびっくりします。これが毎日100枚かるたを続けた成果ですね。笑 私にはできない、「1つのものへの飽きないこだわり」は息子の長所だなと実感しています。がんばって作った手作り妖怪かるた、息子と私の大事な思い出です。






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