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モンゴル初上陸してみた!②旧正月 

①の続きです。①読んでない方はこちらから。


旧正月について記す前に、モンゴルという国について、そしてなぜ私が冬のモンゴルに行くことになったのかについてをだらだら説明していこうと思う。

モンゴルという国を一文字で表すなら「野」だ。ピンとこないかもしれないが、野蛮とかいう意味でもなく、ワイルドだなと感じたからである。野蛮ではなく、野生的な感じ。それは国を見て、人を見て、町をみてそう思ったから。まあこれは後から話していこうと思う。

モンゴルはとても大きい。面積は156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍)なのに、人口は約345万人(2022年、モンゴル国家統計局)ととても少ない。しかも首都のウランバートルに半分の170万人もの人々が住んでいる。首都への人口の流入は延々と続いているみたい。確か世界一人口密度の低い国だった気がする。UBの外出てみたけど納得。本当に草原しか郊外にはなかった。(家畜はそこらじゅうにいた)

位置的にはロシアと中国の二大国家に挟まれている。清朝から独立を宣言したのは1911年だが、1915年にキャフタ協定により中国の支配下に。人民共和国を宣言したのは1924年である。もっと知りたい方はこちらへ。↓

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/mongolia/data.html

次に真冬にモンゴルに行った理由だが、特にそれといった明確な理由はなく、端的に言えば旅行である。友達に会いたかっただけだ。

話を戻すが、モンゴル人にとって旧正月は1年のなかで最も重要なイベントである。どれくらい重要かっていうと、付き合いたてのカップルにとっての記念日とかXmasくらい。というのは冗談で日本にとってのお正月みたいな認識であっていると思う。皆さんもお正月は帰省いたり、祖父母の家に行ってお正月をみんなでお祝いして、おせち料理を食べたりすると思うが、モンゴルでも同じようなことをする。家族や親戚、お友達全員で集まって伝統料理を食べてお酒を飲んで談笑する。仕事で遠出していた人もこの日ばかりは集まって仕事のことを忘れて楽しむんだ。

イベントは大体3日4日くらい続くが、その間に私が訪れた家は5つくらいだろうか。どの家の方も見知らぬ私を快く出迎えてくれたことが印象的だった。当初私は運転してくれる友達とその家族の分しかお土産(ギフト)を用意していなかった。だから家に訪れ、伝統料理をご馳走してもらい、ギフトを頂くたびに申し訳なさを感じてしまった。ところで、このギフトというのは日本でいうお年玉のようなものであるが、内容は様々だ。私たちも親戚や仲の良い友達の家に訪れる際にお年玉をもらうが、モンゴルでは、来客には皆配っている(経験上は)。例えその客が私のような見知らぬ人であったとしてもだ。私もお菓子や少額のお金をもらった。写真があれば載せてたが、完全に撮り忘れていた。

ところでモンゴルの人達はお酒をよく飲む。本当に毎晩毎晩飲んでいる。私の家はお酒などとは基本的に無縁なので、最初はびっくりした。たぶん私が大学生で、お酒を飲めることが少しかっこいいことだと考えてなかったら、彼らと一緒になって飲まなかったことであろう。ただ、私はお酒にそこまで強くない。彼らはウイスキーや焼酎などを好んで飲むから当然ついていけない。基本的に家を訪れた際に原液のウイスキーを貰うが、原液の味にはやはり慣れないものがあり、一口飲んだらとりあえずそばにあったコーラかなんかで薄めてしまう。

ビール+何か 

モンゴル人はなんで皆お酒を飲むのかな。やっぱり寒いから飲んじゃうのかな、、飲んだら体の中あったまるからね。でも違うかも。だってモンゴルの家庭は全世帯共通で暖房が秋から春の初めにかけて機能するからめちゃくちゃくちゃ室内はあったかい。いやむしろ暑いくらいだ。私が泊まった家の人なんて窓を開けていたくらいだから。じゃあ違うか、。あと友達がこんなこと言ってたな。8割から9割くらい食べ物でお腹を満たして残りの1割以下をお酒で満たすことで気持ちのいい睡眠ができるそうだ。なるほど、そういうものなのか、。でも、適度なアルコールは体にいいらしいからね。なんでも飲みすぎやりすぎが良くないだけで。

幸いにもモンゴルでの滞在中にお酒で吐いたのは1度だけだ、この僕が(笑)。1度で済んだのは本当に幸いだった。冬のモンゴルを楽しく過ごしたいならお酒に強くなろう!!

とりあえず今回はここまで。訪れた家のこととか書こうかなって思ったけど特にこれといったことがなかったから省略する。あ、でも最後に1つだけ!
確か最終日だったかな。最後の日の昼にまた車に乗せてもらってどこかへ向かったんだけど、今度は家じゃなくて貸切のレストランみたいなところに行ったんだ。そこには大勢の人がいて、それぞれ挨拶をしたり、談笑しあったりしてる。丸テーブルが何個かあって、そこを人々が囲んでる。食べ物や飲み物が真ん中に置かれて回転することによってそれらがみんなに行き渡るよくある仕掛けのやつね。中では子供達から80は超えているであろう老人が一堂に介している。彼に聞いたんだ。友達ですか?って。彼はいや、みんな家族だよって答えた。正直びっくりした、こんなに多いんだ!って。写真を撮りたかったけど普通に忘れちゃった。次会う時は取れたらいいな。

長くなってしまったけど本当にここまで。記憶を整理したりするのにここはちょうどいいからまた書いていこうと思う。読んでくれてありがとうございました。





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