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自分でできる「働き方改革」 Vol②

はじめまして!小学校教員12年目のオサリバンです!
残業月100時間超えだったわたしが、様々な時間術やマインドチェンジを駆使することによって、定時退勤6年目。そのノウハウや考え方を発信していきます。教員生活に苦しんでいる方の力になれたら幸いです。
よろしくお願いいたします!



引き続き、わたしが実践していることを書きます!

「宿題は自主学習にした上で・・・」

まず、わたしはドリルを購入しない。
これまでの経験上、子どもたちの目的が「ページを埋める」ことになりがちだから。要は「受け身の学習者」を育ててしまうから。


そもそもわたしは、小学校で宿題はなくてもいいと思っている派。しかし、親世代にそれは容易には受け入れられない。そこで、自分にとって必要な学習内容を自分で決定し、やる量も自分で決める「自主学習」という形で宿題を出している。自分事として宿題をとらえてほしいという願いを込めている。


とはいえ、「けてぶれ」も含めて自主学習はすでに浸透しつつある。
前置きはこれくらいにして、「宿題のコース分け」を紹介したい。


4月から1カ月ほど経ったあたりで、子どもたちにこう投げかける。

「自主学習、みんなとてもがんばっていますね!」
「1日も欠かさず提出している子もいて、すばらしいです!」
「そこで、みんなのがんばりを価値づける意味でも、宿題をコース分けしませんか?」



「宿題のコース分け」

コースの内訳は次の通り。

  1. 毎日コース

  2. 一週間コース

  3. 二週間コース

  4. 一カ月コース

  5. 宿題卒業


①毎日コース
 文字通り、毎日提出し、担任のチェックをもらう

②一週間コース
 一週間分をまとめて、週に一回だけ提出する。

③二週間コース
 二週間分をまとめて、二週間に一回だけ提出する。

④一カ月コース
 一か月分をまとめて、一カ月に一回だけ提出する。

⑤宿題卒業
 担任のチェックからの卒業。自律した学習者の称号。

毎日コースは、二週間ほどしっかり提出できたら次へ。
一週間コースは、一週間分の内容を二回提出できたら次へ。
二週間コースは、二週間分の内容を一回提出できたら次へ。
一カ月コースは、一か月分の内容を一回提出できたら、ついに卒業!

ランクアップしたとしても、条件を満たせなければランクダウンもありうることを子どもたちに伝えておく。また、卒業したとしても、学習した内容は継続して担任が見ていきたいということも伝える。

※アレンジしてみるのもいいですね!


「メリット」

  • コースがランクアップするたびに、自分の努力が認められるので、子どものモチベーションの向上や維持につながる。

  • 子どもとの信頼関係を築くことができる。

  • 担任の宿題チェックにかかる時間が大幅に減る。

この3つ目が非常に大きいです。1週間分や2週間分をチェックするときは確かに大変ですが、まとめてみられるので効率がいいです。



「注意点」

  • 毎日コースの子をしっかりとフォローする必要あり。

  • 学習内容については、一人ひとりに合った内容を提案していく。

  • 保護者にも、この活動の趣意説明をしっかりとしておく。




「まとめ」

「宿題コース分け」を始めてからは、毎日30冊ほどの宿題チェックに要していた時間が大幅に減った。時間にすると、

1日あたり 30分 → 10分

1週間にすると 
20分×5=100分の削減に成功!

これにより、放課後にかなりのゆとりが生まれた。
定時に退勤することが可能な日がかなり増えた。

さらに、子どものためになっている点についても強調したい。
Win×Win!


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