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やる気に火をつける「学級経営」~給食当番編~

こんにちは!長縄430回、漢字50問クラス平均99点以上、学校生活アンケートでの満足度95%以上の学級経営をしているオサリバンです!
このシリーズでは、子どものやる気に火をつける「学級経営」について自身のアイデアやマインドなどについて発信していきます。ぜひアレンジして活用してほしいと思います。よろしくお願いいたします!



基本的なマインド

これはズバリ「決めすぎない」というもの。
子どもたちが決められる「余白」を残した上での、最低限の枠組みを作るのに留めておくことだ。昔からこう言われている。


「ぬか床は、かき混ぜるほどおいしくなる」


これは、クラスというチームでも同じだ。
かき混ぜてかき混ぜて、子どもたちが自然と成長できるようにしかけを作っておく。

ぬか床


給食当番のシステム

ここでも「班」での活動になる。
大体クラスで6つほど班ができると思う。
給食当番は、2つの班が担当し、週ごとに輪番で変わっていく。


ポイントは、月曜日に2つの班の子どもたちが「話し合い」で何を担当するのかを自己決定することだ。ほとんどのクラスでは、これがあらかじめ決まっていて、余白はない。ここに余白をつくる。


「ぼくはパン・ごはんをやりたい!」
「わたしは牛乳かな。」
「ぼくもパン・ごはんをやりたいんだけど、一緒にやらない?」
「わたしはなんでもいいから、これにする。」


のような会話が自然と生まれる。最初はスムーズに決まったとしても、再び当番が回ってきたときに「もめる」ことがある。


「オレこれやりたい!」
「前も同じやつやったでしょ。それはナシじゃない?」
「えー。この仕事好きなのに~。」
「じゃあ、やったことない仕事をやることにしようよ。」
「そうだね。ついでにペアもかえていこうよ。」


このように、自分たちで問題を発見し、前向きに問題解決する姿が見られるようになる。この小さな積み重ねが、当事者意識を生み、主体性を育んでいくことになる。まさに「あえて集団をかき混ぜている」のである。


子どもたちは教室のあらゆることが事前に決まっていても、あまり疑問をもたない。低学年からそう育ってきているからだ。自分たちで決めていく経験を、低学年の内から演出していこう。そうすれば、当事者意識をもった、自分たちならできると信じられる素晴らしい最高学年に育っているのではないか。



担任がすべきことは

  • 趣意説明をしっかりと行う

  • 自分の意見があまり言えない子のフォロー

  • みんなが納得できる決定を促す

温かい目で子どもたちの様子を見守っていこう。
前向きな話し合いをしていたら、結果ではなくその過程をほめよう。


次回は掃除当番について書く。
毎日活動がある当番活動で、子どもたちを育てていこう!




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