「光る君へ」のための平安準備情報⑲

キャスト出そろう?

本日の発表をもっておおよそキャストはひとまず出そろったかんじでしょうか。系図もびっしりうまっていますね。
何が何やら…となるのが普通ですので、ものすごくざっくりしたくくりを以下記したいと思います。

原則的に帝はみんな藤原道長とその一族に恨みを抱えている

まずくくり①です。
そもそも帝たちにとって、その親政をさまたげる藤原氏はおもしろからぬ人たちでした。しかも当時の政治は婚姻とこどもの誕生に主軸があるので、帝には「愛する人」と「愛さなければならない人」がいました。
その辺のことは以下もご参照ください。

藤原氏は自身の親政を妨げ、また自身が愛する人を傷つける存在でもあることが往々にしてある…。
みんな恨みを抱えています。

原則的に藤原氏はみんな藤原道長とその一族に恨みを抱えている

くくり②です。
みんな親戚ではありますが、一の人になれるのひとりだけ。
それ以外の人たちは皆、一の人になれなかったことについての恨みを抱えています。

藤原道長の栄華は偶然にも由来している

もちろん道長自身の知力胆力、人間的魅力は非常に大きなものだったことでしょう。
しかし、道長の栄華は
①たまたま兄2人が立て続けに亡くなった
②たまたま娘が複数生まれた
③たまたまその娘が帝の男子を産んだ
という道長本人の力ではどうにもならない点にも大きく由来しています。

たとえば圧倒的な武力の差がある、、などの明確な違いがあれば、周囲の人も納得して服従する、覚悟して敵対する、など自分の意志で権力者と立ち向かうことができます。
しかし、それが偶然に由来することならば…
なかなか納得して恭順する、とはなりにくかったように思います。

結論=この系図の道長と直近の一族以外はみんな恨みを抱えている

この気持ちで人物関係を捉えていればほぼオールOKな、ある意味でシンプルな内容です。どんな恨みを抱えているのか、その恨みを背景にどんなふうに道長と関わるのか…そこを楽しめばよいのかなと個人的には思っています。
その点で細かくこの人はどんな人、などの前情報がなくても十分楽しめそうです。

さて今日のキャストの目玉?とも思える松下洸平さん…
私は一条天皇の時代と宋、というのがあまりつながっていなかったので、
どんな登場をするのかシンプルにとても楽しみです。
紫式部が若い頃を過ごす福井県は日本海側に面していますので、
大陸との交流があった、という形で描いていくのかなと思います。

そしてここまで人物が出そろうといよいよビジュアル解禁でしょうか…。
楽しみです!


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