#93 不動産投資で税金を取り戻すって一体どういうこと？

こんにちは！いつもスキやコメントを頂き本当にありがとうございます。皆さんからのアクションが励みになっています。こちらは、ヴェネツィアの風景をまた別角度から。いや～それにしてもどこを見ても絵になる街ですね～！

所得税は年収ではなく「課税所得」にかかる

さて、今日は不動産投資で税金を取り戻すということについて書きます。すでに不動産投資をされている方にとっては当然のことと思われるような内容ですが、とても大事なことなので特に今から不動産投資を始めようとされている方は、是非ご覧頂きたいと思います。

まず、最初に私が会社員だからこそやるべきことが不動産投資だと思っています。その理由としては、銀行からの融資が引きやすいという点と、もう一つは所得税を取り戻すことが出来るという点です。

会社員の所得税が何に対してかかるのかというと年収でしょうか。詳しい方はわかると思いますが、答えはNOですね。所得税は年収ではなく「課税所得」に対してかかります。では、課税所得とは何かというと下記ですね。

【課税所得とは】
　収入－控除＝課税所得
　※控除は給与所得控除、社会保険料控除、配偶者控除、生命保険料控除等

不動産収入は総合課税で給与と合算される

控除というのは上記以外にも10種類以上ありますが、簡単に言うとそれぞれの家族や事情に応じて経費のように差し引いてあげますよ、というものだと理解してもらえれば大丈夫です。

では、所得税を減らしたかったら控除額を増やすしかないのですが、会社員が出来る節税というのは非常に限られています。そこで、不動産投資を活用することで課税所得を圧縮し、所得税を取り戻すことが出来るわけです。詳しく説明していきます。

不動産の税金は少し面白くて、家賃収入部分というのは「総合課税」といって給与と合算されます。不動産の収支がプラスであれば給与にプラスされるのですが、不動産の収支がマイナスの場合は給与から差し引かれるんですね。

それに対して売却時の譲渡所得は「分離課税」といって株とかと同じように、給与とは別に計算されて約20％の税金がかかります。不動産は家賃収入と売却で税制が違うということも頭の片隅に覚えておいてもらうと良いと思います。

不動産購入初年度は収支が赤字になる

そこで、賃貸不動産を購入したらどうなるかというと、初年度に関しては購入に際して諸経費が色々とかかってきます。(登録費用、印紙代、火災保険料、交通費、銀行の諸経費等々)

当然家賃収入もありますが、それ以上に経費が大きくなるので初年度は必ずといっていいほど赤字になるわけですね。仮に不動産部分の赤字が150万だった場合、課税所得が500万だとしたらその分が引かれて350万になるわけです。当然課税所得が下がるので所得税も下がることになります。

会社員というのは毎月自動的に所得税が引かれていますよね。あれはあくまでもこの給与だったらこれぐらいだよねという「みなし」で引いているものであって、確定申告をして不動産収入と合算することで取り戻すことが出来るんですね。

私も不動産投資を始めた翌年に確定申告をしたところ、100万程税務署から戻ってきて、なんだかとても得した気分になりました。特に高所得の会社員の方ほど所得税が高いのでより恩恵を受けられると思います。

新築ワンルーム投資がダメな理由

少し話は変わりますが、新築ワンルーム投資がなぜダメなのかというと、初年度だけではなく二年目以降もずっと節税になりますとうたっているからです。節税になるというのは言い換えると毎年赤字になりますよと言われているのと同じです。

それを、月1万円だけで年金代わりになりますよとか、生命保険代わりになりますよなどの巧みなトークを使って勧誘してくるわけです。改めて当然の話をしますが、不動産投資というのは赤字でやるものではありません。

私が言っているのは、あくまで購入初年度だけの話であって二年目以降はしっかり利益が積みあがっていくのがあるべき姿です。そして、仮に年に1物件ずつ買い増ししていくことが出来れば、それこそかなりの所得税を取り戻すことが出来、更には不動産からの収入も増えていくわけですね。

会社員の方は税金に対しては基本的にノーガードで取られてしまいます。それをこのように不動産投資を上手く活用することで所得税を取り戻すことが出来ます。こんなこと学校では絶対に教えてくれませんが、資産形成をしていく上ではとても重要なことなので覚えておいてもらえたらと思います。

もし時を戻せるなら、私ももっともっと早い時から毎年不動産を買い続ければ良かったと後悔しています。。（笑）後々になって後悔しない為にも、是非今日の話を覚えておいて頂き、まだ不動産投資にチャレンジされていない方は是非一歩踏み出してみて下さい。それでは今日はこの辺で。

【アクション】

・不動産投資を始めて所得税を取り戻す経験をしてみよう

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
今日一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。

(自己紹介)