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長男が保育園でオシッコできた話

長男は家でオシッコはできるが、保育園だとどうしても緊張してしまいすることが出来ないでいた。
勿論、オムツだとできる。
でもトイレに座らせると10分粘っても出ないのだ。
そのため、長男はずっと保育園でオムツが取れずにいた。

特に妻は保育園で働いていた事もあって近い年頃の子の様子を知っているだけに、その事を人一倍気にしていた。
僕は長男のペースに合わせてその内取れるだろうと思っていた反面、妻からの言霊?に引っ張られオムツが取れないことを不憫に感じてもいた。

そんな長男だが少しづつ成長を見せ、先月辺りに図書館でトイレを成功したのを皮切りにスーパーのトイレでもオシッコができるようになった。
図書館でのトイレは半ば親の執念と冬の時期で我慢するにも限度を超えてしまい、出ざるを得なかったのだろう。
とりあえず切っ掛けは何であれ、成功体験は重要だ。
気付けばあれよあれよという間に外でトイレをする事ができるようになっていった。

そして先日、遂に保育園でもオシッコに成功したと担当の先生から教えてもらった。
僕はその報告を妻から聞いたのだが、その日の長男はまた一皮向けていたように見えた。
何か余裕な素振りを感じたのだ。
また、その日の妻の喜びようは凄かった。
僕も長男の成功に喜ぶと共に、妻の心の重荷が少し軽くなったと思えた事が嬉しかった。

その次の日もトイレに成功したと報告を受けた時に、マグレではなくちゃんと出来るようになったのだと実感出来てホッと胸を撫で下ろせた。

オシッコが出せないほど精神的に緊張を強いられていたらストレスを覚えるだろう。
それが嫌で保育園へ行くモチベーションが下がる事も有り得た。
そのオシッコが出来るようになったというのは、単にトイレトレーニングが成功しという事実だけではなく、精神的な成長の発露の証でもある。
人見知りで人前では僕か妻の後ろに隠れがちだった長男が、少しづつ親の影からでも顔を出せるようになった。
トイレでうんちができる日も近いのかもしれない。
できた時の長男はどんな表情をするのだろう。
その時が楽しみだ。

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