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食事が体を作るのは本当か?

先日のニュースで酒を作った際に出来る酒粕の処理として豚の飼料に用いた事例が紹介されていた。
満天青空レストランでも、特定の餌を与えることで肉質が改善し旨味が変わるという。

これは食用の生物に対しての話に留まらず、自分達の身体も同様だと思いつまされる。
単にサプリで栄養が摂取出来れば良いのではなく、健康的な食事が重要なのだろう。
サプリの様に必要な栄養素だけ取っていれば十分ならば、家畜の飼料に必須の栄養素を混ぜて与えれば良いだけ。
でも、それでは美味しい肉にはならないから生産者の方は飼料を研究されているのだろう。

では僕達の身体にとって良い食事とは何か?
こんな時に参考となるのはスーパーフードの情報。
調べてみると、結局昔から身体に良いと口伝されてきた食べ物を調べると栄養素が高く、結果的にも正しいことが多そう。
でもスーパーフードは総じて値段が高いのがネック。
庶民でも手を出しやすい代理食品を調べるとブロッコリーやごま、豆系が良いらしい。

こうしてみるとやっぱり人間は霊長類の一種なのだと認識させられる。
京都大学霊長類研究所 教授の湯本貴和さんは、霊長類は葉、果実、種子、昆虫、キノコなど、森のさまざまな品目を食べるのが大きな特徴と説明されていた。

https://www.aeon.info/ef/midoripress/jp/column/20130508_post_6.html
生物多様性コラムより

このコラムを読むと色々と勉強になる。
特に好物だけを食べ続けないことに対する説明が合点した。
薬も過ぎれば毒となるとは、何と妙言か。

昆虫を食べるのは僕には苦手意識があって追い込まれないと出来ないけど、栄養価の高さは認める所。
コオロギに含まれるタンパク質が食肉に匹敵するのであれば、昆虫をツマミ食いする霊長類が健康なのも理解出来る。

小さい内は偏食は許容しつつも、何処かで菜食を採り入れていく必要があるのだろう。
人間も霊長類の一種なのに実にややこしい。
そんな事をハンバーグに入っていた細かく刻まれたタマネギに気付いた長男が口をつけなくなった時に思ったある日の出来事だった。

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